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2011年2月16日水曜日

格好の受け皿としてのPSS

 PSSは、現時点でPS1とPSSオリジナルゲームの配信が公表されている。そこに加わる可能性があるのがPSP、PS2のソフトで、技術的にも可能だろう。PS2についていえば、XperiaPlayは周知のようにPSPより液晶の解像度が高くNTSCの基準をクリアしてるし、アナログスティックも2つある。(正確にはタッチパッドだが) PSPのダウンロード配信よりPS2のダウンロード配信の方が容量は大きいが、MHP3のDL配信も検討しているのでそこまで特別大きいとは云えない。

 加えて日本のゲーム会社がDSからスマートフォンに走る場合、ラブプラスのようなiOS向け独自アプリの可能性もあるけれど、DSからPSSでの展開も考えられると思うようになった。DSのソフトがPSPに移植される上での障害はタッチパネルだったりするが、XperiaPlayはタッチパネルを装備しており、NGPは背面のみとなっている。PSSでのタッチパネル操作は不明だが、ハードとして用意されている機能を無視するのは現実的でないように思える。

 上記は勿論PSSが成功するという仮定の話だけれど、3DSの互換性が話の裏付けになる。3DSはDSのソフトが動くので、DSソフトを3DS用に作り直す意義は低い。(3D目的でない限り、DSで十分なはずだ。)しかも任天堂はDSでのダウンロード配信が苦手で、DSiもショボイ内容に終わり、3DSでもゲームボーイソフトの配信が予定されているだけである。サードにとってはDSで発売した既存ソフトが売れる可能性はかなり低い。しかし、PSSでDSソフトを販売した場合、一定のシェアは見込める可能性が高い。特にタッチパネルを用いた体感的なゲームは、文化に依存しない分、翻訳などの手間を最小限で提供できる可能性がある。

 DSで出すにあたっての任天堂とのライセンス契約的に可能かは分からないが、続編として出すなどの抜け道はあるのではないかという気がする。DSからの移植はNGPより、むしろPSSに格好のゲーム内容だと思うので、PSP、DSの両ゲームがPSSに集結したら楽しいなと思ったりする。ゲーム業界の垣根は見えない場合が多いので、あくまでも可能性の示唆だが、こういった展開になるかもしれないガタガタガタっと状況がひっくり変える可能性があるのが、SONYの今の戦略の怖さではないかと、そう考えている。

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