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2011年2月24日木曜日

ARカードが雑誌の付録になる日

 3DSの発売は明後日だが、すでにフライングでゲットした猛者もいるらしい。こういうのはいつの時代も変らない。明日行列したり、販売情報が飛び交ったり、使用者を目撃したりするんだろうか。ちょっと想像がつかない。

 やはり、3DSで一番衝撃的なのはARカードらしい。明後日の感想は、ARカード関連中心になるだろう。ARカード自体は単なる紙でしかなく、おそらく標準的なプリンターで出力可能なものだ。ソフト側でそれをどう認識させるか、なので、ABCDEの5種類のカードがあれば、ソフトがそれぞれにキャラを割り当てているだけなのかもしれない。ただ、この場合、ARカード自体を配布する意義は薄くなる。本体同梱のARカードで代用できてしまうからだ。

 3DSは複数のARカードの読み込みに対応しているらしいので、子供向けのカードなどを読み込ませると面白い。古い例で恐縮だが、ビックリマンのARカードを覗くと、ソフトウエア越しにキャラの立体モデルが登場する、と言う事になるだろうか。対象はガンダムでも、ポケモンでも構わない。

 カードの種類が多ければ本体同梱で賄えない訳なので、カードダスなり雑誌のふろくなり、TGCなりのカードにAR情報が組み込まれていれば、3DSでそれが立体的に見えるかもしれない。対応ソフトが必要だが、先にカードを集めておいて、後で3DSと本体を買うパターンも考えられる。子供向けとしては、オマケから入ってゲーム機本体を買わせる所まで成功した例は聞いたことがないが、キャラクター人気と捉えれば、可能性はあるだろう。特に、ポケモンとのタイアップは実に現実的で手堅い路線だ。3D立体視は幼児向けではないが、このようなゲーム内容と直接関係しないコレクション性は、低年齢児童の楽しみ方として定着する可能性さえある。ソフトの中古売却防止策としても有効に機能するだろう。

 ARカードは必ずしも3DS固有の機能ではないが、ARカード市場の立ち上げに成功する可能性があるとしたら3DSしかない。ただ、冒頭で述べたように立体視するのに必要な情報自体は簡単にコピー可能なものではないかと思う。が、それもまた子供向け玩具とか、コレクターアイテムとしては適当なものかもしれない。お金を出して買い求めるより、オマケ的な何かであるべきだろう。

 この手のカード収集と小学生は異常に相性が良いのは歴史が立証している。かつて、とあるカードゲームの発行元はレアカードを刷っているのを見て「まるで現金を刷っているようだ」と言ったらしいが、そんな時代がまた再現してしまうのかもしれない。

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