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2011年9月18日日曜日

鼻毛鯖にPT2を搭載し、NASと連携

 鼻毛鯖を購入したので、PT2を導入した。

64bitOSへのPT2の導入は苦労した覚えがあるのだが、詳しい友人の助けを借りてさほどトラブルにならずに完了した。流れとしては、

①カードリーダーの装着&ドライバをインストール
②PT2の装着
③PT2の公式ドライバ&SDKをインストール
④PT1/2 Windows64bit署名問題対策ドライバをインストール
 ※Vistaの問題か、ReadMe通りにしてもデバイスマネージャー上でエラーが出る。
   具体的には
   !マークのついていない方を【削除】
   !マークのついている方を【無効】にし【有効】にする

  恐らく公式ドライバの方と、署名問題対策ドライバの方で
  PT2のハードを奪い合っているのを対処する感じなのだろう。
 
⑤EpgTimerの導入(必要ならランタイム等の導入、ReadMeの記載の通りに)
⑥EpgTimerの導入と平行してBonDriverの導入
⑦B25Decoder.dllの導入

 といった流れだった。
 私は友人の薦めで、64bit版OSだが、x86版を使用している。
 ランタイム等もx64版とx86版の両方入れておいたが、
 x86版アプリは当然、x86版が入っていないと動かない。

 上記の流れですんなり動いてしまった。
 ドライバのインストールで手こずったくらいで後は驚くほどシンプルに。
 幾多の人柱の皆様に感謝したい。

 で、ここからが本題になるのだが、鼻毛鯖とPT2の相性は極めて高い。

①動作時に静か 
 動作しているのに気づかない程に静かだ。メインマシンの騒音が原因でもあるが。
②スタンバイからの移行・復帰がスムーズ
③安定動作

 となる。

 加えて、

④NASに録画するとメインマシンからファイルを閲覧できる
⑤メインマシン内のHDDにコピー&エンコード。
 1000BASE-T環境ならアニメ1話で3-4分。
録画先は優先度で決定できるので内蔵とNASの使い分けが簡単に
集中放送で大量放送の場合は、内蔵HDDへ録画→取り外しメインマシンに
⑧スタンバイメインだと、消費電力面だけでなく、埃や温度面でも有利

 鼻毛鯖は標準構成だと160GBのハードディスクしかない。当然、PT2録画用としては足りないのでHDDを増設する必要がある。私は内蔵も(余ったHDDを)増設したが、NASにしてしまえば内部増設の必要性はない。
 基本はスタンバイでよいのでエンコードと録画のタイミングの不一致を気にしなくて良いし、余計な物が動いていないので安定する。1日1~2話のアニメ放送くらいなら余裕でNAS録画でも対応できるし、見るだけならコピーの必要もない。

 内蔵HDDに録画しないのは、NASなら視聴確認が容易な為だ。内蔵HDDは電力消費的に取り外し可能な内蔵ケースにしてあるが、エンコードする方はお立ち台にしてある。この辺りは好みや使い勝手もあるだろう。

 Eggtimerは録画完了時に.ERRファイルを吐く。つまり、NAS内の情報だけで録画中のファイルかどうかの区別はつくので安心できる。

 安定動作を続けてくれるなら5年くらいは現役で保ちそうなシステムと感じている。CPUパワー的には余裕があるしNASかデータ専用HDDへの録画だとシステムへの負担も少ない。消費電力的にも、オンボードGPUなのでIvybridgeに買い換えるメリットは少ないだろう。
内蔵DVD-ROMの電源を抜くくらいしか思いつかないし、スタンバイメインなら誤差の範囲内だろう。

 後はエンコードマシンであるメインマシンは、IvyBridgeにして内蔵GPUのみとし、エンコード時の消費電力低減を目指そうと考えている。GPUを取り外すことによるエンコード速度差は未知数だが、IvyBridgeなら恐らく高速なはずだ。また、マシン環境を更新するに当たっても、エンコード環境だけでいいのは非常に気楽だ。

 メール環境はクラウド化してるし、ちょっとしたドキュメントファイルはDropboxがある。映像データはBD-RやHDDに保存すればいいので、環境の再構築はマシンの安定動作とエンコードソフトのインストールだけで十分なはずだ。ソフトウェアのインストールは後でちょこちょこ行えば済む。なので、次回のメインマシン更新は今までで一番敷居が低いものになる予感がしている。

 安定して録画し続ける専用機というんは、やはり非常に便利なのではないだろうか。

2011年9月16日金曜日

SCEJと任天堂を天秤にかけるサード

 任天堂とSCEJを天秤にかけるかのようなサードがある。現時点での代表例はカプコンだ。カプコンが衝撃的だったのは、①モンハン3Tri Gの3DS投入 ②モンハン4の3DS開発 ③3DSでの(右)アナログスティック拡張 ④Vitaでのモンハン販売の予定無し といった辺りになる。NGPと呼ばれていた頃のVitaは、モンハン3ポータブルのDL版が遊べるとされていた。モンスターハンター自体、PSPの救世主と言っても過言ではないソフトなので、背景には任天堂側の相当な働きかけないし譲歩があったのかもしれない。

 繰り返すがPSPにとってモンスターハンターは紛れもなく救世主で、PSPの本体出荷台数の伸びにもっとも貢献したソフトで間違いない。DSから見ると、モンスターハンターさえなければまだ戦えたという印象すらあるだろう。海外でPSPが不人気な最大の理由はモンスターハンターが受けないからではないかと思うが、国内では圧倒的強者であり、PSPとDSの携帯ゲーム機戦争を制したのはモンスターハンターポータブルだったと言い切ってしまっても過言ではないだろう。

 だが、モンスターハンターというソフト自体は非常に位置づけが難しく、据え置き機ではそこまで圧倒的ではない。Wiiのモンスターハンター3Triも、XBOX360やPCのモンスターハンターフロンティアオンラインも、強力ソフトではあった物の、携帯ゲーム機における存在感とは別格である。モンスターハンターというソフトは据え置き機の高画質路線が絶対的な指標ではないことを示す格好の存在だ。

 で、今ここで重要なのは、カプコンが何を考えて3DSに参入したかと言うことだ。カプコンは元々判官贔屓的なところがあって、己の力でゲームプラットフォームを盛り上げようという良い意味で傲岸な所があるソフトウェアメーカーだ。国内外におけるXBOX360ソフトでは、カプコンの存在感はかなりのものがあった。3DSについては、新ゲーム機と言うこともあって、条件さえ満たせばカプコンの力で売れるハードにできると考えたのだろう。

 その条件こそ、最近相次いで発表された【3DS本体の値下げ】【右アナログスティック】ではなかったのだろうか?モンスターハンターの引き抜きに必死だった任天堂と、それに応じても良いと考えるカプコンとの間で話し合いがもたれ、上記の譲歩を任天堂が示したのではないかと思える。任天堂の唐突な値下げは株価対策だけにしてはやや性急で、今になってみればカプコンのモンスターハンター移植を決めるための措置だったのではないかとさえ思える。

 カプコン側に有利な条件が別途設定されたかどうかは別にして、カプコンの戦略としても3DSは悪くない。まず、Wii版の焼き直しであるTriのポータブルを3DSで開発することは比較的難易度もリスクも低い事。PSP以上の性能であり、値段は下回るか同等の3DS版でのリリースは、本体牽引効果も含めての販売台数が見込めること。上記のソフトウェア開発と本体出荷を土台にして、本命のモンスターハンター4を3DSで発売することは、Vitaで開発するよりもより速く成果を手に出来る道だ。

 開発難易度としては、PSP並みの3DSに開発する方が、HD機のVitaでいきなり開発するよりも敷居は低い。ゲーム内容もWiiの移植を中心に据えれば済む。大作ソフトとして任天堂のバックアップも期待でき、カプコンとしてもわがままを言いやすい。加えてVitaのラインナップに埋没するより、落ち目の3DSを延命させる方が存在感を発揮できる。

 カプコンとしても最終的にはモンスターハンターをVitaに参入させるだろうが、それまでにSCEJに歩み寄らせても悪くはないし、Vitaの開発環境の充実や本体出荷台数の伸びといった市場の成熟を待つのは悪くない。

モンスターハンター4発売後については、当然未知数だ。おそらくはVitaでより高画質なモンハンを披露するのではないかと思う。だが、3DSは強力サードを味方につけてようやく一息漬けそうになった。自社ソフトも年末には出そろう。

 株価に対して言えば、外国人投資家にモンスターハンターは理解されていないと考える。が、それはそれとして、3DSとVitaを順番に処理していこうとするカプコンの経営判断は、至極妥当なものに思えてならない。惜しむべきは3DSにおける任天堂の見切り発車ぶり、数々の判断の甘さだが、カプコンというプレイヤーが存在感を発揮したことで、右アナログスティックを含め、是正されてきた、というのが今の状況だと思うのだが、どうだろうか。


しかしこのアイテム、間違いなくゲームの歴史に名を刻むだろう。(定価は1500円です。)

2011年9月14日水曜日

任天堂とSCEJの対決は任天堂がポイントを稼いだ

 2日連続で行われた任天堂とSCEJのカンファレンス。ネット媒体による記事だけでなくて、USTREAMやニコニコ動画での中継が行われたため、視聴者が多かったようだ。任天堂のUSTREAMは4万7千人を突破していたようだ。ニコニコ動画分もかなりの数になると予想されるので、消費者の関心の高さが伺える。

 残念だったのは本日のSCEJで、ニコニコ動画のみの配信だった。これはVitaにニコニコ動画が参入するからかもしれないが、任天堂がポイントを稼いだ結果となった。

 予期せぬ新作タイトルがあった任天堂、既報やリーク通りのSCEJ。
 開発ソフトのプレイ動画があった任天堂、ゆうなま以外ロクに動画のないSCEJ。
 デモ映像配信する任天堂、3Gプランが目玉でPSPタイトルへの対応を検討中なSCEJ。
 カンファレンス後、ソフト会社の映像が流れた任天堂、フォトセッションを垂れ流すSCEJ。

 SCEJ贔屓の立場だが、内容は任天堂の方が良かった。プレゼンも岩本社長の語りの方が良く、「実機の映像を見ないとよくわからないでしょう?」というところは、今の3DSのスクリーンショット詐欺とでもいうべき批判にきちんと正対していたと感じた。任天堂が配信したガッチャマンの映像を、SCEJ後に希望する声が出るのも納得の差があった。

 正直に言って、Vitaで欲しいローンチタイトルはアンチャーテッドのみ。PS3とのトランスファリングには期待できるものの、即戦力と言えそうなタイトルは多いとは言えない。26タイトルのローンチと連呼するが、ゲーム内容がないと全く響いてこない。意味が無いとさえ感じる。

 一方の3DSは、モンハン、三國無双、Gジェネといった個人的にどうでもいいタイトルに加え、ファイアーエンブレム、ルイージマンション2など、プレイ動画を見るとおもしろそうなソフトが多かった。開発中かもしれないが、動いてるところを見ると欲しくなるという感覚は重要だと思う。

 また、Vitaにおいては3G通信の何がゲーム性に大きく貢献するのか全く提示されなかったように思う。コストは確かに出た。使うのは自由だというのは分かる。しかし安価な場合の128Kの通信費で何が出来るのか? 今のところiPadの3G版以下の説明しかなされていない。

 3Gでなければいけない価値というものが提示されていないのは、今のSCEJの戦略としては非常にマズイ。これで3G版が売れるわけがない。3G版しか売らない前提であったなら、搾取システムと言われても否定できない。

 Wi-fiでPocektWi-fiやWiMAXに接続するのと何が違うのか。きっとなにも変わらないんだろうな、と消費者に感じさせてしまったのはまずかっただろうと思う。


 上記の背景に、SCEJは今回、本体性能と価格という2大ハードルをクリアした本命という意識があったと思う。自他共に認める本命だからこその油断が出たし、サードもそれを望んでいた。そう考えるのは早計だろうか。

 任天堂の方は、定価を切り下げざるをえないほど3DSが低迷し、WiiUを見切り発車でスタートして開発が難航している現状と、株価が低迷している厳しい現実に直面している。かえってそれが良かったようで、3DSとWiiに注力し、どうすればよく見せられるかを工夫し、ソフトそのものも需要だけれど、プレゼンによる差別化を意識していたと思う。サードの切り崩しというか、カプコンに対する水面下の働きかけもかなり強力だっただろう。

 死に物狂いの結果が実ったというか、ケチを付けられたことに出来る限り対応をしてきてみせた。この底力は恐るべきものがあり、岩本社長も追い込まれて迷いがなくなったようだ。(まだWiiUという巨大な難関があり、発売に至るかどうか疑わしいとさえ考えられるが)

 ただこれはあくまでも現時点の話で、短期的な視点に過ぎない。3DSは購入した事を後悔するハードでしかなかったが、少し希望が持てるようになったし、Vitaは不透明なところはあるものの有望なハードである事に変わりはない。

 ただ、プレゼン能力や世間の働きかけの分野で任天堂は底力を見せつけた。現状認識が適正な企業が努力することほど恐ろしい物はない。任天堂は逆境にいるが、だからこそ興味深い観察対象になったかもしれない。

2011年9月13日火曜日

革靴の消臭(悪臭対策)

 今日は趣向を変えて革靴の悪臭対策を。実践して効果のあった自身のある内容だ。

 革靴やブーツを履いていると悪臭がする場合がる。靴を脱いだ瞬間にモワッと悪臭が立ち込め、靴下も汚染される。靴を履かなければ問題ないし、おろしたての(新品の)靴なら問題ないけれど、使用している内に悪臭を発するようになる。足にこびりついた悪臭もゴシゴシ洗わないと落ちにくいし、靴自体は玄関で存在感を放ち続ける事態になる。新幹線等の鉄道内でうかつに革靴も脱げなかったり。ブーツならば女性も経験ある人もいるかも知れない。革靴の中がジトジトしていて乾燥させてもなかなか解決しない。

 靴用に売られている消臭剤は、効果がないものが多い。唯一、AG+は足のムレの匂い消しには有効だと思うけど、抜本的な解決にはならない。

 解決策はシンプルだ。靴の中にキッチン用のアルコールを噴霧すればいい。驚くほど瞬間的に匂いが消える。騙されたと思って実施しても何も後悔はないだろう。捨てようと思っていたほど臭い靴が、一瞬にして蘇る。


 革靴だけでなくブーツにも有効だし、アルコールが駄目な皮脂製品は少ないだろう。揮発するし、消毒できるし、内装だけなら(色落ちなどの)被害が出たとしても少ない。何より簡単で、安価で、効果的だ。水虫対策として、革靴内部を清潔に保つためにも必須のアイテムだ。

 (なお、それでも同じ靴を毎日履くのは改めるべきで、革靴は最低3足持っている方がいい。)

 原理的にはおそらくこういうことだと思うのだが、悪臭の原因はおそらくバクテリアだ。バクテリアは汗やその中の分泌物を媒介として繁殖する。一旦繁殖してしまうと根絶は困難で、水では落ちない。バクテリアが盛んに活動しているのが悪臭の原因で、汗という餌と、ムレという高温多湿の環境がバクテリアの繁殖に適していた訳だ。

 ただし、バクテリアはアルコールで瞬殺できる。一旦バクテリアを殺してしまえば、再度繁殖するまでは間があるし、バクテリアによるムレも軽減される。新品の革靴の清潔さに近くなる。むろん、そのままでは再度バクテリアが繁殖するのも時間の問題なので、定期的にアルコールを噴霧してやればいい。

 具体的には1日の終わりに、履き終えた靴をアルコール噴霧で清潔にしてから戸棚に仕舞う。ただそれだけの事で劇的な改善がみられる。バクテリアと水虫は直接の関係性はないが、バクテリアの繁殖する環境は水虫の繁殖しやすい環境であることも想像に難くない。

 逆説的に言えば、革靴を清潔に保てば、水虫の繁殖しやすい環境を減らせる。既に保有してる水虫菌や、新規に感染した水虫菌の感染予防には役に立たないが、爆発的な水虫菌の増大はなくなるはずだ。水虫にももっと対策しやすい環境が整うはずなので、匂いはひどくなくても、水虫の人の革靴はアルコール噴霧で清めるほうが良い。

 この対策法、今すぐにでも始められるし、キッチン用アルコールは無駄にはならない。投資額も少ないし、匂いが消えるか否か、その場で判別がつく。

 鼻をくっつけて嗅がないとわからないような汗の匂いや、塩っぽさはとれないが、いわゆるモワッとした悪臭は消滅すると断言できる。ムレに悩んでる人には、是非試していただきたいと思う。

2011年9月12日月曜日

鼻毛鯖導入

 巷で評判のよい鼻毛鯖(Express5800/S70 タイプPJ )を導入してみた。Windows使用前提である。NTT-Xの処分品コーナーで16800円送料込みで購入できる。LGA1156はSandyBridgeで採用されたLGA1155に駆逐される終わった規格だが、だからこそ安価なサーバーが提供できるのかもしれない。

 (ECCでない)DDR3+2.8GhzのPentiumG6950+160GBのS-ATAハードディスク。ECCでないメモリーを搭載可能なのは、昔だとDELLのSC420-440が該当するだろうか。今も昔も安いサーバー機をPC流用する流れは確かに存在する。

 VGAとLANは付属のCD-ROM内のZIP圧縮ファイルを解凍すると見つかる。CDを検索しても見つからない(解凍してないから)事には注意だ。


 DSP版のWindowsVistaを持っているので、64bit版をインストールした。64bitOSでないと大容量メモリは積めない。非公式ながら4GB☓4に対応しているようなので、kakaku.com最安値の4GB☓4個(送料無料5960円)を購入してしまった。これは1GBの標準搭載メモリーだけでは、Vistaが死ぬほど遅かった為だ。64bitVISTAはCore2duoのMacbookProでも運用している。純粋にメモリ不足が癌だろう。

 16GBも必要なスペックや運用かどうか悩んだが、メモリはあるに越したほうがないし、現状安価なため踏み切った。本当はヤフーオークションでもっと安価にメモリーを調達するつもりだったが、他者に譲ってこちらに切り替えた。メモリーが16GBあるマシン、という方が使用方法が鮮明化すると考えた。将来的にLGA1156のハイエンドCPUが低価格化すれば面白いかもしれないが、CPUの値下げは期待薄だとも考えている。

 OSのVistaについてはメモリー不足ということで良くない印象を与えてしまったかもしれないが、安く購入できるなら十分アリなOSだと考えている。マイクロソフト社はライセンス的に良しとしないだろうけれど、

 ①DSP版は、32bitでも64bitでもプロダクトキーが共有できる(専用ディスクは必要)
 ②ノートPCに貼付のOEM版プロダクトキーが使える(ヤフオク等で売られている)
 ③各エディションはプロダクトキーに準じる(ディスクは32bit/64bitの違い)

 少し補足すると、正規の32bit版Discを所有しているユーザーに対して、マイクロソフトが1050円で64bit版DISCを郵送してくれるという話もあった。SP1適用までが長いので、懐に余裕がある人は購入しても良いかもしれないが、現在は実施していないようだ。(SP1単体のCDのみのようだ)

 私もWindows7は64bitのアップグレード版に加えて、32bit版のDSP版を所有している。今となってはなんで32bitなのか理解できないが、自作機なのでこれもいずれ、64bitにアップグレードするつもりだ。なので、これが利用できると良かったのだが、Vistaだから既にサービスは行われていないようだ。

2011年9月10日土曜日

新ギレンの野望:ティアンム篇

 レビル死後の一年戦争をティアンム提督が戦い抜くモードとなる。最初は、ソロモン攻略戦の司令官として。与えられた戦力でソロモンを攻略しなければならないので厳しい。幸いWB(ホワイトベース)隊が参加しているので、編入は出来ないが命令は下せる。有利な地点に誘導してホワイトベースを砲台として使用すると、敵の戦力もさして強力ではないので制圧は十分可能な難易度だ。

 難点があるとすれば、イベント出撃するビグザムについて。ビグザムが自動回復される基地重要部に居座ると、Iフィールドと高い耐久力、手持ちの戦力の関係、ドズルの能力的に撃破が困難になる。初期戦力だけでは不可能ではないだろうか。運ゲーの要素もあるが、注意深く戦えば詰まないように進めるだろうし、セーブ&ロードで乗り切るほかない。ボールやジムキャノンの数は多めなので、ビグザムの撃破自体は可能だ。

 ソロモン後、星一号作戦開始への移動中にレビルがソーラレイで倒れる。ここからが実質的な第二部なのだが、ア・バオア・クー~ソロモンの直線上を雲霞のごとく敵が押し寄せてくる。

 方法論としては、対処法が2種類ある。

 1つ目は、ソロモン内部に敵を導き入れて防衛戦で殲滅をするパターン。時間稼ぎや部下の育成をする場合はこちらが好ましい。

 2つめは、途中の補給ポイント上でアムロなど強力ユニットで蓋をしておき、別働隊を左右からソロモンへ進撃させる方法である。こちらのメリットはソロモン陥落の危険性が少ないことと、生産拠点としてのソロモンを温存できることである。初期戦力のジムだのボールだのジムGSだのは、あっという間に陳腐化する。開発を進めて何らかのMSを量産できるようにする方が良い。

 アムロは比較的早期に開発可能なアレックスに乗せれば無改造でも凶悪さを発揮するので補給さえ確保すれば問題ないが、その他のパイロットの育成は苦労するというか、かなり瞬殺される。

 戦略としては少し時間を稼いで、MSを開発してしまう方が良いようだ。個人的には80機生産可能で低コストなジム改をお勧めしたい。兵器改良で耐久力を改善すると少しは壊れにくくなる。毎ターン、ソロモンで生産してア・バオア・クー方面へ送り出すと突破できるようになる。後はアムロを内部に送り込むと一気に楽になる。

 ア・バオア・クーを攻略すれば終了だ。開発の要素もあるし、最初はごくシンプルな戦術SLGだ。物量でも押せる、このモードが初心者向きかもしれない。

2011年9月4日日曜日

新ギレンの野望:ドズル・サビ篇

 新ギレンのドズルはクェスと並んでクリア容易なシナリオとして知られる。ただしそれはソロモン防衛までで「上がった」場合で、選択肢次第ではクリアとならず地球圏制圧まで延長戦となる。

 新ギレンでは2部以降が存在しないため、機体も一年戦争末期の物が最強機体となる。MSだとPジオングやドワッジ改、ガルバルディα、ザメル、ズゴックEあたりが最終リリースMSとなる。ジムカスタム量産の連邦に比べて少し不利な気もするが、NTが4名は揃うのでPジオングに乗せれば上でも下でも圧倒的な活躍を見せてくれる。

 要は印象以上に、機体もシナリオも最終局面でのキレを堪能できる。意外とお得なシナリオだと感じた。

 以降はネタバレになるが、一年戦争におけるソロモン防衛、防衛成功、サイド3直接侵攻(イベント)、ソーラレイ発射(イベンぐト)という流れで、キシリアから決起を促される。決起すれば延長モードなのだが、ア・バオア・クーのギレンと、ソロモンに押し寄せる連邦軍と、2正面作戦を行わなければならない。

 ア・バオア・クーは物量が凄くなかなか攻め込めないし、ソロモンに大挙して押し寄せる連邦の艦艇もなかなかワールドマップでは防ぎきれない物だ。

 シンプルな解決策は、NTを活用すべくソロモンに2~3名くらい集結させてエルメスに乗せる事だろうか。その上で、ソロモン内部に連邦をガンガン侵入させてしまっていい。中枢にビグザムがいれば簡単に陥落しないし、各補給ポイントに艦船やエルメスを配置し、後は敵を削っていけば何とかなるものである。1ターン中に、重要拠点では5回の戦闘をこなせる筈だし、回復もそれだけ行える。ワールドマップで戦闘するより、特別拠点内の戦闘の方が短期間で結果を出しやすい。

 パイロットがある程度成長すれば、エルメス2機+艦船くらいでソロモン防衛は楽に行える。後は、ズムシティ、グラナダ方面からア・バオア・クーを攻めればいい。ア・バオア・クー陥落後は、対連邦のア・バオア・クー防衛戦の後、キリマンジャロの回復と、連邦のジャブロー以外に攻め込めるようになる。

 ルナツーは辿り着くまでが大変だが、月方向からだと意外と容易に接近できるようだ。セオリーとしてはキリマンジャロに近いところから攻めつつ、宇宙の戦力でルナツー攻略を目指すことになる。ここまでいくと後は物量勝負となりがちだが、一年戦争末期の機体を堪能するモードとしては悪くない。欠点としては連邦も強力なMSを擁しているので戦いづらい事だろうか。Pジオングを核にすれば十分突破可能なはずだが、時間がかかるのがこのシナリオの欠点かもしれない。

 しかしながら、レビルやギレンといった本編を進める前の肩慣らしとして丁度いい。最終局面の機体の選別も出来るので、開発の要不要を判断しやすくなるだろう。最初にプレイするシナリオとして、一番お勧めできる。

2011年9月1日木曜日

新ギレンの野望:アムロ ロンドベル篇

 アムロのパイロットモードは一年戦争と逆シャア(第二次ネオ・ジオン抗争)の2つあって、ロンドベル時代のアムロは逆シャア版となる。が、極めてつまらない。

 最大の課題はGジェネレーション的と揶揄される内容にある。機体のリリースもロクになければ、他に戦線があるわけでもないし、現有戦力と【要請】できる戦力だけでネオジオンと戦わなければならない。かなり限定的な内容なので、AIが戦力の追加投入をするわけでもないから、Gジェネ的に予定された敵を撃破する必要がある。

 また、敵が強力だ。アムロ自身も強力なNTではあるのだが、νガンダムまでリ・ガスィで頑張らなくてはならないし、死亡すると即ゲームオーバーである。シャアが強敵なのはいいとして、NTのイリア・パゾムやジャムルフィンを駆る3D隊が凶悪な強さを誇り、ジェガンを大量投入してもなかなか撃破できない。エネルギー切れを起こさせるだけで、止めを刺すには至らない。リガズィは要請可能なので、適当なキャラを歴史介入させてリガズィに乗せないと厳しいと思う程だ。

 とりあえず発言力の制約もあって打てる手が極めて少ない半面、艦船の移動は自動なので、ソロモン等の拠点に移動して改造しまくるという手もやりづらい。前線から他の部隊を引っ張ってくる手も使えない。ロンドベル所属のパイロット、ケーラですら、登場が途中から、νガンダムと同時期なのでかなりつかえない印象だ。歴史介入キャラ以外の手駒はないと考えていい。

 このシナリオの最大の課題は、前述のとおり自由度が極めて低いことだが、パイロットの搭乗すら自由に行えない。艦船に乗せても、拠点に駐留しても、乗り換えが自由に行えない。撃破されたパイロットが負傷回復してから、機体への搭乗ができるようになる。なので、ジェガンからジェガンD型やリガズィに乗せかえるだけで一苦労する。意図的に撃破させ、負傷復活後に搭乗となる。まぁ、ジェガンは脆いので壊す分には余り苦労しない。

 クリアする為の攻略本がいずれ必須になる気がするが、基本的な概念としては、歴史介入させたキャラの分だけリガズィを投入、最低でもアムロの機体だけ隙を見て、ソロモン等で改造するのがいい。後はジェガンを損耗した分を少し上回るように補充していくしか無い。難敵は基本、アムロが処理しないと倒せない可能性があるので、いかにアムロを損耗しないように強敵にぶつけ続けられるか、しかない。改造したリガズィか、νガンダム以降になるとアムロの戦力は安定する。(Hi-νガンダムへは自動で置き換わる)

 ターン進行がマストではない局面はありそうなので、そういう時期にジェガンで残敵を囲んで艦船を攻撃不能にしておき、ソロモンまでアムロのリガズィを移動して改造をするのがベストかもしれない。ジェガンはある程度の数が必要だが、敵キャラを前にすると極めて脆く、消耗品と割り切る必要がある。

 ちなみに【要請】可能なのは、リガズィ、ジェガン、ジムⅢ、ベースジャバー程度で、ジェガンD、νガンダム(一機制限)が追加される程度だ。機体の自由度もすごく低い事が分かる。基本、一本道である。

 加えて、アムロ搭乗のνガンダム、Hiνガンダムの改造は諦めるしか無い。よほど強力な歴史介入キャラに戦線を支えさせれば別かもしれないが、通常条件では諦めるほうがいい。ただ、Hiνガンダム登場後の最終局面、νガンダムは要請可能になるので、これをソロモン等へ移動させれば改造は可能だ。歴史介入キャラで、セイラやプロト・ゼロなどのNTキャラを用意すればいいと思うが、イベント進行が早いので改造しても移動が間に合わない可能性はある。改造できるのは、良くも悪くもリガズィまでになる。リガズィも脆いので、キャラクターを乗せないで運用するのは危険だろう。

 苦労する割に、楽しさが感じられなかった。Gジェネの方が操作感も練れてるし、改造もしやすいだろうと感じる。DLCのギュネイモードが、これと同じ内容になるようであれば、「カネ溝」なのでやめておくほうが賢いと感じるほどだ。新ギレンのDLCは、歴史介入キャラの追加という観点以外、ゴミに近い可能性がある。おそらく金額が内容の充実度を反映しているはずで、ランバ・ラルモード以外は駄目ではないかと感じている。