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2011年4月16日土曜日

E3発表の任天堂のゲーム機

E3で発表予定の任天堂の新据え置き機についての続報が出てる。

 注目すべきなのは2012年後半発売と言うことで、これなら納得できる。2012年年末商戦をターゲットに10-11月くらいから販売を開始するのだろう。つまり、追い込まれた任天堂は慌てて次世代据え置き機を発表して、自社の未来性をアピールすることにしたわけだ。しかしながら準備不足から新ハードの立ち上げは来年後半になると言うことになる。この辺り、Revolution(Wii)の経過と似ていると云えば似ている。本来は3DS立ち上げ成功後に、語られる予定の内容だったのだと思うが、Ds,Wii、3DSの低迷という背景の中で登場してくる事になった。重圧は大きいだろう。

 性能的にもGPUがATI系で512MBでR700系列、CPUがIBM系の3コア(恐らく4コア品を1コア殺して歩留まりを良くしたモデル)で、Wiiのソフト・周辺機器と互換性を維持し、XBOX360を少し上回る性能のモデルだという。

 任天堂は常に前世代モデルを少し上回るくらいの性能を目標にハードを投入するし、互換性も維持する。XBOX360よりPS3の方が製品寿命は長そうな上、CELLの存在からPS3の性能を模倣するのは困難なので、性能比較の対象がXBOX360なのもうなずける話だ。

 次世代据え置き機に求められていた、Wiiのアップコンバート機能についても搭載してくる可能性は高い。PS3の初期モデルは実現していたし、この性能、タイミングでHD化しないこともあり得ない。

 問題は売れるかどうかと言うことだが、この辺りはどうも微妙だ。最大のポイントは価格であることは間違いない。PS3も360もかなりこなれた価格になってきているし、ソフトの開発環境も進化しているし、ラインナップも豊富だ。任天堂のソフトという魅力だけでなく、ハードの勢いを出せるかどうかが勝負を分けることになる。NGP連動を控えるPS3との差別化は、かなり厳しいのではないだろうか。

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