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2011年8月15日月曜日

LGA1156の終焉

 IntelのCore iシリーズ用のチップセットLGA1156が、SandyBridge向けにLGA1155に刷新された。その結果として、旧型のLGA1156チップセットが安い。


 2980円と格安のLGA1156のマザーボード。私が見つけた段階で75個、記載の段階で64個の在庫がある。5000円以上になるように調整して購入すれば送料も発生しない。この製品に限らず、どこもLGA1156の在庫を放出にかかっているようで、中古であれば似たような値段で入手できそうだ。ちなみにこのマザー、PCIが3本あるので、PT2の2本差しも問題ない。

 LGA1156は今後の展望が全くないので、将来的なアップグレードの選択肢はないがこの値段だと予備機の1~2台を組んでみたくなる。そこで少し思考実験を行う。


■CPU

 CPUはコストパフォーマンスを考えるとPentium G6950辺りが手頃ではないか、新品での購入は少し難しいかもしれないがネット通販の中古で良ければ売価5480円(買取4000円)で販売されている。CPUファンが付属しないバルク製品だが、G6950はOC耐性が高いという話がある。


 こういう記事が作成されているように4Ghz越えも珍しくないようだ。記事中にある「OC Genie(オーシージニー)」機能搭載マザーなのも興味深い。ただ、記事自体が1年超前の記事であり、中古のCPUを探る感じなので、G6950に限らずオークション等で安く入手できたら、という程度の話にはなってしまう。将来性を考慮するとLGA1155で組む方が確実だからだ。


■メモリ

 マザーは1333/1066/800の4スロットに対応している。円高か需要減かどちらが理由にせよ、1333の4GB×2枚組は、3000円台(平均3800円前後)で調達可能なようだ。4GB×4=16GBにしても6000円で済むのでお得感はある。流用が不可能と考える方が良いが、安いうちにMAXにすると言う考え方もある。16GBメモリーにしておく方がマシンの使い勝手はいいだろう。

■結論

 電源、ケース、HDD、VGA、OS、キーボード、マウスといった自作慣れした人が余らせやすいパーツを考慮しなければ、2980円+5480円+3800(7600)円=12260円(送料別)で主要部品が揃う。店舗に赴く、更に安い製品を保持している、下取りに出して買い換えるなどすれば、更にコストを圧縮することも可能だろう。(G6000シリーズの場合、内蔵GPUを使用できないようなのでVGAが別途必要になるのがネックだが、CPUを変更すれば対応も可能だ。)

 LGA1156自体は終焉するが、Core2DUO世代に比べれば性能に勝るのは確かで、メインマシンの刷新をするよりも、サブマシンの刷新を安価に行える環境が整いつつある。サブマシンに使用しているであろうCORE2DUOはまだ一定の価格で買い取りがなされているので、それを下取りに出して買い換えるのも面白い。

自作においてはCPUやマザーは意外と安く調達するのが難しい。1万円台でマザー+CPU+メモリーが入手可能なので、対費用効果が高いと思うのだが、いかがだろうか?

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