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2011年12月14日水曜日

「帯をギュッとね」と「モンキーターン」

 河合克敏先生によるモンキーターン。連載中に読んでいたはずなのだけれど、内容はすっかり忘れていた。名作「帯をギュッとね」に続いて書かれてる本作について少し述べると、とにかく女の子が可愛い。「帯ギュ」も女の子が可愛い。河合漫画の特徴って女性陣のかわいらしさじゃないだろうか。

 モンキーターンヒロインは幼馴染のスミちゃんで、帯ギュのヒロインの保奈美と顔や雰囲気がよく似ている。あだち充作品でもヒロインが似ているのであれに近い。この正ヒロインは、(女性キャラとして)清く正しい優等生なので素敵だけれど、全体に見守る女の印象が強くて強烈な印象は残さない。(その分嫉妬したり、怒ると怖いタイプではある)

 しかし両作品とも裏ヒロインという存在がいて、これが強烈な存在感を発揮する。見た目のかわいらしさ、美しさ、女の子らしさもすごいのだが、河合作品の特徴は、裏ヒロインの強烈な存在感にある。

 「帯ギュ」では海老塚桜子さんが裏ヒロインと言っていい。アクティブな彼女は男女を問わず人気者でムードメーカー。他校との関係が広がっていくのも彼女の魅力によるところが多く、浜名湖高の躍進に従ってマネージャーから選手へ成長していくのがいい。彼女は本当は主人公ではないのだけれど、後半はもう一人の主人公といってよく、物語のきっかけも結末も実は彼女だったりするのだ、と私は思う。(どんな結末だったか記憶してない人は、大人買いをして読み直していただきたい)

 モンキーターンの裏ヒロインは青島さんだ。彼女は訓練所に入校するところから登場し、ラストまでその存在感を発揮する。海老塚さんが正ヒロインの友達というポジションだったのに対して、青島さんは正ヒロインが所属する陸の世界とは別の、競艇という水上の世界の住人なのである。河合先生、おそらくこの違いは分かってて設定しているのだと思うが、主人公に対して勝負させてあげられなかった(あ、書いちゃった)

 海老塚さんに対して、アプローチできる場所に「モンキーターン」の青島さんを配置してあげたのではないかという気がする。結果、彼女は主人公の波多野に告白するところまで漕ぎつける。この前後の青島さんのセリフはドキッとするものが多い。河合先生も筆が乗りに乗っていたのではないかと思うが、「今、波多野君の胸に飛び込みそうになった」と述懐する時のキュンとした気持ちがすごく伝わってくる。

 この辺りで、正ヒロインに対する邪魔者という認識が消えて、障害の多い恋路を応援する気持ちになった読者は多いはずだ。残念ながら「モンキーターン」は30巻で終わってしまい、青島さんの恋も最終巻で終わりを告げる。誤解しないでいただきたいがこの流れは作品として、けしておかしなものではない。でも、我儘を言えばもう少し恋の進展を見たかった。あんなに周囲から応援される横恋慕もちょっとないような気がする。なんの根拠も情報も持っていないが、この2又恋愛問題がこじれないように、連載が終わってしまったのかもしれないなという気さえする。でも作品としては少し最後が駆け足だったけど、ちゃんと決着がついたのは間違いない。

 とにかく河合作品は、正規のヒロインとは別に、魅力ある女性キャラがいるのは間違いない。さらに言えば、もっと脇役の女性は、もっと魅力を発揮したりするので侮れない。「帯ギュ」では重要な脇を袴田さんや別所さんが務めるし、「モンキーターン」では萩原さんや小池さんの娘の亜紀さんが魅力的で重要だ。(余談だが師匠の娘の亜紀さんは、和久井さんと結婚する予定だったんじゃないだろうか)

 最初に例に出した同じサンデー組のあだち充作品は、大体、南=みゆきタイプがのヒロインが勝つと相場が決まっているのだが、稀に例外が発生する。近年の作品はあまり読んでいないので少し古い例になるが、H2の古賀がいい例だ。彼女(の顔)は典型的なみゆき顔ヒロインなのだけれど、比呂と英雄の勝負では完全に蚊帳の外に置かれ、そのことに気づいてすらいない。H2の後半の展開というか、ラストの解釈については私は 比呂とひかりがくっつくラストだと解釈している。

 これはどうも世間一般の解釈と異なるようなのだけれど、例を一コマ一コマ取り上げていくときっと伝わるように作者は書いていると思う。でも、一気読みしないとなかなかそれに気づきにくいのかもしれない。


2011年11月20日日曜日

LIFEBOOK PH74

オークションで以前から狙っていたPH74を落札した。
Core i5 2410Mモデルでメモリーは8GB、HDDは250GBのモデルだ。
残念ながらL型バッテリーではなかったが、ACは軽量モデルだった。

使い勝手は非常によいし、Lバッテリーは普通に13000円程で買える。
今使用しているバッテリーの寿命を考えながら、後で買い足せばいいだろう。

が、1つ大きな問題があった。
私が使用したことが有るどのノートパソコンにもまして、汚れが目立ちやすいのだ。
黒い本体は、指紋の跡がべったり残る。
ふけばとれるのだが、PCケースの中に専用のクロスを入れておかないと不安だろう。

液晶に至っては、油汚れがべっとりと目立っていた。
油をうまく拭きとれない構造らしく、ガラス的なコートをされているわけでも、
レッツノートのように柔らかな表面が吹きとりやすく加工されているわけでもない。
汚れがちょうど目立つように設定されたかのような作りの液晶だった。

水、アルコールで吹いても油汚れが帯状に拡散されるだけ。
これには頭を抱えてしまった。

とりあえず、液晶磨き用とうたわれているエレコムのクリーナーを買って解決した。
写真を撮影していないが、信じられないくらいすっきりと油汚れを落としてくれる。
傷一つないピカピカの液晶が出てきたときは、中古品だっただけにホッとした。


しかしながら汚れやすいという特性が解決したわけではない。また、ノートパソコンは、
持ち運ぶ際にキーボードが強く液晶に押し付けられて傷跡を作る場合がある。

コストはかかるが液晶にフィルムを貼る方が試用満足度が高いと考えた。
このあたり、日本人以外でここまで気にする国民はいないかもしれない。
日本だからぴったりフィットするフィルムが発売されていて、
日本人に生まれてよかったなじむ感触を覚える。

液晶フィルムもやはりエレコムの製品を使用した。


当然かもしれないが、あつらえたようにぴったりのサイズだった。
先人の知恵に基づき、湿度の高いふろ場で貼りつけると、
湿度が高い関係でほこりが混入する危険性が格段に少なくなる。

空気の封入もほぼ押さえられ、かなり満足度のいく結果になった。

フィルムを貼ると僅かながらに輝度は落ちるし、見た目も変わる。
だが、それ以上に、汚れにくく、汚れを落としやすくなった満足度が大きい。
フィルムによって液晶が守られることも大事だ。

液晶フィルムを貼って初めて、ようやく日常使用のスタートラインにたった様に思う。
後は予備のACもヤフオクで落札し、将来的にはSSD、Lバッテリーと強化していくつもりだ。

2011年11月14日月曜日

UMD®Passport発表

 UMD®Passportが発表され、UMDを持っていれば割安でソフトを購入できる事が決まった。これ自体は待ち望まれていた機能だが、幾つか落とし穴がある。

 既にUMD版を所有しているユーザーに対しては、煩雑な手続きがある上に無償でないのは痛い。DL版化するにあたって、(UMDそれ自体も売却が可能なため)有償なのは仕方ないにしても、対応ソフトが限られる問題がある。

 UMD版を所有しないユーザーに対しては、DL版の価格が割高になる可能性がある。問題なのは、UMDの貸し借りを行なっても何ら対策が講じれない場合だ。実際問題、ソフトの貸し借りを是正させる仕組みがあるように思われない。ソフトの貸し借りをしても利益が出る金額に設定されている場合、コストは均等でなくUMD®Passportを使用しないユーザーに対する不利益として発生すると考えられる。制度がなければ構わないが、制度があることで発生する負担金を割高に負担させられる可能性が高い。無償でないのは、システム的に不完全だからで、値引きという事で全てをナァナァで終わらせるからに他ならない。

 UMDの廃棄という道をとらなければ、中古品市場においてUMD®Passport対応製品の取り扱いも難しい。ある意味、廉価で回転させるのかもしれないし、現状のまま市場原理に委ねていくのかもしれない。


 メーカーとしては過去の製品とはいえ、DL版をどうするかという意味において機会損失しないように気を付けなければいけない。損をしないように、となるが、逆説的に言えば既に売ったソフトで再び儲ける機会を得るので悪い話ではないのかもしれない。

 現状の線引きというのは、セガやスクエア・エニックス等の大手の動向次第といえる。過去のPSPソフトが全てDL販売されればある意味状況はシンプルだが、限定された製品しか売られなければ絵に描いた餅で終わる。

 UMDをどう引き継ぐか? これについて、問題はあるにしてもSONYが明確な姿勢を打ち出したのは評価できる。Vitaは当然、PSPのDL版ソフトも初期ラインナップとして重要になるはずなので、PSPgoの二の舞になってはいけないというのが、SONYの正直な気持ちなのだろう。

 今後のお手並み拝見だが、高すぎず安すぎず手間がかかって割引で、というあたり、今回のSONYの戦略は正しいと感じた。SONY的な手間暇を回避しているようにも思えるので、ある意味ではメーカーとしては正しいガス抜き、というべきかもしれない。

 UMDを何人も流用して使用することを想定すると、メーカーが安く売りづらいのは確かだが、BEST版だと2000円台を上限にするとも考えられる。そこから更に数百円でも値引きされれば、ユーザーにとっては福音といっていいのかもしれない。

 真面目な話、嫌なら買うな、なのであろうし。

2011年11月12日土曜日

Adobeの製品アップグレードポリシーが変更

Adobeの製品アップグレードポリシーが変更された。

http://www.adobe.com/jp/support/upgrade_policy/?trackingid=JMSYF

大切なのは1点。
【CS6にする為にはCS5以降の製品を持っていなければいけない事】

CS5.5はマイナーバージョンアップという位置づけらしく、CS5以降で良いとのことだ。また、AffterEffectsやPremiereはかなり過去のバージョンからでもアップグレードが出来たが、今後それも出来なくなる。

平行して
というシステムがスタートする。

これは年契約で月5000円で全ての製品の最新版を使用できる物。ライセンス数は一つだと思うが、2ライセンスくらい使えるようならかなり強力な措置になる。

Adobeは業界の標準ツールである反面、置き換えがなかなか進まないという問題に苦しんでいた。それに対する突破口としては興味深い。ただしAdobeの全製品を個人で使いこなすパワーユーザーでないと恩恵を受けづらいように思える。その辺りをどう解決するかが今後の鍵になるのだろう。

どうも日本は職域によって使うソフトが限られているのが現状と思えてならない。

2011年11月5日土曜日

N700系のぞみでBBモバイルポイント

 使用しているプロバイダーが、年内は無料でBBモバイルポイントを使用させてくれることになった。BBモバイルポイントといえば新幹線のN700系のぞみの無線LAN。使う機会があったので手続きを終え、今まさに搭乗中だ。

 トンネルに入ってもネット回線が切れないのは素晴らしい。ただし、使用開始の手続きにIDとパスワードを入力しなければいけないし、PCの立ち上げを考慮するとネット開始まで時間はかかる。ソフトバンクのスマートフォンなら無料で使用できるので、スマートフォンやiPadの方がスマートな使い方かもしれない。

 最後に速度測定の結果。単なる低速というよりは速度制限ありという感じだと思う。時間はかかるが、ちょっとしたメールチェックやSkypeのチャットなら問題なさそう。でも、その程度はスマートフォンでもできてしまうかもしれない。あれば安心くらいで、過剰な期待は禁物。有料で使う価値が有るかどうかは、個人の主観によるかもしれない。


------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.2001
測定日時: 2011/11/05 09:45:32
回線/ISP/地域:
--------------------------------------------------
1.SAKURA Internet: 46.89Kbps (5.75KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA): 84.26Kbps (10.43KB/sec)
推定転送速度: 84.26Kbps (10.43KB/sec)


------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.2001
測定日時: 2011/11/05 09:45:32
回線/ISP/地域:
--------------------------------------------------
1.SAKURA Internet: 46.89Kbps (5.75KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA): 84.26Kbps (10.43KB/sec)
推定転送速度: 84.26Kbps (10.43KB/sec)

2011年10月15日土曜日

PSVitaのメモリーカードは必要か?

今朝からPSVitaの販売がスタートした。
本体、ソフトも悩ましいが、メモリーカードの容量も悩ましい。
ざっと単価を整理してみた。

■32GB:9500円/32=296 1GB=296円 
※8550円の場合267円

■16GB:5500円/16=343 1GB=343円 
※4940円の場合308円

■8GB:3200円/8=400 1GB=400円 
※2870円の場合358円


上記はポイントを含まない大体の目安だ。
予想通り32GBの単価が安いし、最大容量なので人気が殺到しているようだ。
入荷自体も品薄という話があるので、欲しい方は早めに確保する方が良いだろう。

Vitaの特色の一つにDL販売がある。
ソフトを買いに行かなくて済むので、ネットで評判を調べて
即座にDLできる。
売り切れや往復の時間を考慮しなくて済むため、
発売直後の時間的なロスが発生しにくいのは貴重ではないだろうか。

発売直後のゴタゴタの中でDL販売がうまくいかない可能性もあるが、
アーカイブスやPSPのDL販売ソフトも考慮すると
用意しておいて損はしないだろう。

セーブデータだけで良かったPSPの初期は、
手持ちのメモリースティックDuoを流用すれば足りた。
だが、ソフトをDLするならある程度の容量が必要となる。
Vitaは2GBと4GBの2種のソフトといわれているので、
恐らく4GBあればソフトは1本はDLできるだろう。
後はバランスとなる。

また、ソフトウェア販売ルールは未整理だが、
基本は購入したソフトは何度でもDLし直せる物と思われる。
この前提が狂わなければだが、容量は必要十分であれば、
最大容量である必要性は薄いように思える。

個人的には16GBがベストバイだ。

8GBのMAX2本では少し物足りない。
PSPでも8GB以上のユーザーは多かったハズだ。
容量比価も割高だ。

かといって、32GBは本体+1万なので、財布へのダメージがデカイ。
ソフトウェアの大半はセーブ可能と思われるので、
VitaでソフトをDL購入しない人に
メモリーカードは実は必須ではない。
ただ何に必要になるか分からないし、アップデートファイル的な物が出る可能性がある。
最初から切り捨ててしまうのは、若干リスキーではあるし、楽しみが減るだろう。

上記を比較すると、16GBがベストバイと云える。
16GBだと、32GBや将来的に64GBが出たときに買い換えることが選択肢に入る。
.32GBの人は、買い換えられないとは言わないが、負担は16GB組より増すハズだ。

他のメーカーから互換品が出る可能性を考慮すると、
そこそこの容量に留める方が良い。
ただし、信頼性の問題がある可能性があるので、
一番少ない容量ではない方が良い。

①メモリーカードの評価が落ち着く迄待つのが慎重で負けない姿勢、
 真の勝者
②16GBを買っておけば互換品が出ても出なくても後悔はしにくい
③32GBを買っておけば優越感に浸れるが、将来的な買い換えはしづらい。
④8GBはセーブデータコピー用+α、と割り切れば幸せ
⑤4GBは割高、セーブデータコピー用にしかならない恐れアリ

 上記がとりあえずの結論。
 容量順ではなく、無難な選択肢順だ。

 32GBを埋めるほど、ソフトの数は多くはないのではないかと感じている。
 4GB×8本以上、DLだけでこの数になる。
 多いと思うか少ないと感じるかは人それぞれなのだろうが。




2011年10月13日木曜日

iPad2は無料じゃない

 ソフトバンクのiPad2無料提供?の危険性が叫ばれているのでまとめ。

 そもそもはiPhone4Sの移行促進キャンペーンとしてiPad2を0円~で提供するという内容だった。しかし月々の支払が0円で済むという意味ではない。


 上記を見て誤解しやすい、というか完璧に私は誤解していたのだけれど、iPad2の機種負担金は常に発生する。1860円☓24回として44640円。Wi-fiの16GBで46800円なのでほぼ同額取られる。

 では0円とは何かというと、毎月のデータ使用料から1860円分割り引くということ。しかし、3G通信自体は高額なのでパケット定額の上限に行く可能性は極めて高い。その場合、4980円が上限となる。(そこから割り引かれるのだ、多分)

 ■3G通信ゼロ~100MB以内の場合

   (1860円+月額315円-月額315円)☓24回払い
   =44640円
    ※25ヶ月契約なので、タイミングよく契約を解除しないと
     自動で2年契約更新となり、解除料が発生する。

 ■3G通信上限の場合

   (1860円+月額315円+パケット上限4980円-割引1860円)☓24回払い
   =127080円
    ※月5295円だが、25ヶ月契約なので実際には1-2ヶ月分が余分に発生する。


 有り体に言えば、iPhone4Sの人気(フォー スティーブモデルといううわさ話レベルが加熱させる)
にあやかった便乗商法でしかなく、在庫処分を定価で行うキャンペーンでしかないのだろう。流石ソフトバンクとしか、いえない。

2011年9月18日日曜日

鼻毛鯖にPT2を搭載し、NASと連携

 鼻毛鯖を購入したので、PT2を導入した。

64bitOSへのPT2の導入は苦労した覚えがあるのだが、詳しい友人の助けを借りてさほどトラブルにならずに完了した。流れとしては、

①カードリーダーの装着&ドライバをインストール
②PT2の装着
③PT2の公式ドライバ&SDKをインストール
④PT1/2 Windows64bit署名問題対策ドライバをインストール
 ※Vistaの問題か、ReadMe通りにしてもデバイスマネージャー上でエラーが出る。
   具体的には
   !マークのついていない方を【削除】
   !マークのついている方を【無効】にし【有効】にする

  恐らく公式ドライバの方と、署名問題対策ドライバの方で
  PT2のハードを奪い合っているのを対処する感じなのだろう。
 
⑤EpgTimerの導入(必要ならランタイム等の導入、ReadMeの記載の通りに)
⑥EpgTimerの導入と平行してBonDriverの導入
⑦B25Decoder.dllの導入

 といった流れだった。
 私は友人の薦めで、64bit版OSだが、x86版を使用している。
 ランタイム等もx64版とx86版の両方入れておいたが、
 x86版アプリは当然、x86版が入っていないと動かない。

 上記の流れですんなり動いてしまった。
 ドライバのインストールで手こずったくらいで後は驚くほどシンプルに。
 幾多の人柱の皆様に感謝したい。

 で、ここからが本題になるのだが、鼻毛鯖とPT2の相性は極めて高い。

①動作時に静か 
 動作しているのに気づかない程に静かだ。メインマシンの騒音が原因でもあるが。
②スタンバイからの移行・復帰がスムーズ
③安定動作

 となる。

 加えて、

④NASに録画するとメインマシンからファイルを閲覧できる
⑤メインマシン内のHDDにコピー&エンコード。
 1000BASE-T環境ならアニメ1話で3-4分。
録画先は優先度で決定できるので内蔵とNASの使い分けが簡単に
集中放送で大量放送の場合は、内蔵HDDへ録画→取り外しメインマシンに
⑧スタンバイメインだと、消費電力面だけでなく、埃や温度面でも有利

 鼻毛鯖は標準構成だと160GBのハードディスクしかない。当然、PT2録画用としては足りないのでHDDを増設する必要がある。私は内蔵も(余ったHDDを)増設したが、NASにしてしまえば内部増設の必要性はない。
 基本はスタンバイでよいのでエンコードと録画のタイミングの不一致を気にしなくて良いし、余計な物が動いていないので安定する。1日1~2話のアニメ放送くらいなら余裕でNAS録画でも対応できるし、見るだけならコピーの必要もない。

 内蔵HDDに録画しないのは、NASなら視聴確認が容易な為だ。内蔵HDDは電力消費的に取り外し可能な内蔵ケースにしてあるが、エンコードする方はお立ち台にしてある。この辺りは好みや使い勝手もあるだろう。

 Eggtimerは録画完了時に.ERRファイルを吐く。つまり、NAS内の情報だけで録画中のファイルかどうかの区別はつくので安心できる。

 安定動作を続けてくれるなら5年くらいは現役で保ちそうなシステムと感じている。CPUパワー的には余裕があるしNASかデータ専用HDDへの録画だとシステムへの負担も少ない。消費電力的にも、オンボードGPUなのでIvybridgeに買い換えるメリットは少ないだろう。
内蔵DVD-ROMの電源を抜くくらいしか思いつかないし、スタンバイメインなら誤差の範囲内だろう。

 後はエンコードマシンであるメインマシンは、IvyBridgeにして内蔵GPUのみとし、エンコード時の消費電力低減を目指そうと考えている。GPUを取り外すことによるエンコード速度差は未知数だが、IvyBridgeなら恐らく高速なはずだ。また、マシン環境を更新するに当たっても、エンコード環境だけでいいのは非常に気楽だ。

 メール環境はクラウド化してるし、ちょっとしたドキュメントファイルはDropboxがある。映像データはBD-RやHDDに保存すればいいので、環境の再構築はマシンの安定動作とエンコードソフトのインストールだけで十分なはずだ。ソフトウェアのインストールは後でちょこちょこ行えば済む。なので、次回のメインマシン更新は今までで一番敷居が低いものになる予感がしている。

 安定して録画し続ける専用機というんは、やはり非常に便利なのではないだろうか。

2011年9月16日金曜日

SCEJと任天堂を天秤にかけるサード

 任天堂とSCEJを天秤にかけるかのようなサードがある。現時点での代表例はカプコンだ。カプコンが衝撃的だったのは、①モンハン3Tri Gの3DS投入 ②モンハン4の3DS開発 ③3DSでの(右)アナログスティック拡張 ④Vitaでのモンハン販売の予定無し といった辺りになる。NGPと呼ばれていた頃のVitaは、モンハン3ポータブルのDL版が遊べるとされていた。モンスターハンター自体、PSPの救世主と言っても過言ではないソフトなので、背景には任天堂側の相当な働きかけないし譲歩があったのかもしれない。

 繰り返すがPSPにとってモンスターハンターは紛れもなく救世主で、PSPの本体出荷台数の伸びにもっとも貢献したソフトで間違いない。DSから見ると、モンスターハンターさえなければまだ戦えたという印象すらあるだろう。海外でPSPが不人気な最大の理由はモンスターハンターが受けないからではないかと思うが、国内では圧倒的強者であり、PSPとDSの携帯ゲーム機戦争を制したのはモンスターハンターポータブルだったと言い切ってしまっても過言ではないだろう。

 だが、モンスターハンターというソフト自体は非常に位置づけが難しく、据え置き機ではそこまで圧倒的ではない。Wiiのモンスターハンター3Triも、XBOX360やPCのモンスターハンターフロンティアオンラインも、強力ソフトではあった物の、携帯ゲーム機における存在感とは別格である。モンスターハンターというソフトは据え置き機の高画質路線が絶対的な指標ではないことを示す格好の存在だ。

 で、今ここで重要なのは、カプコンが何を考えて3DSに参入したかと言うことだ。カプコンは元々判官贔屓的なところがあって、己の力でゲームプラットフォームを盛り上げようという良い意味で傲岸な所があるソフトウェアメーカーだ。国内外におけるXBOX360ソフトでは、カプコンの存在感はかなりのものがあった。3DSについては、新ゲーム機と言うこともあって、条件さえ満たせばカプコンの力で売れるハードにできると考えたのだろう。

 その条件こそ、最近相次いで発表された【3DS本体の値下げ】【右アナログスティック】ではなかったのだろうか?モンスターハンターの引き抜きに必死だった任天堂と、それに応じても良いと考えるカプコンとの間で話し合いがもたれ、上記の譲歩を任天堂が示したのではないかと思える。任天堂の唐突な値下げは株価対策だけにしてはやや性急で、今になってみればカプコンのモンスターハンター移植を決めるための措置だったのではないかとさえ思える。

 カプコン側に有利な条件が別途設定されたかどうかは別にして、カプコンの戦略としても3DSは悪くない。まず、Wii版の焼き直しであるTriのポータブルを3DSで開発することは比較的難易度もリスクも低い事。PSP以上の性能であり、値段は下回るか同等の3DS版でのリリースは、本体牽引効果も含めての販売台数が見込めること。上記のソフトウェア開発と本体出荷を土台にして、本命のモンスターハンター4を3DSで発売することは、Vitaで開発するよりもより速く成果を手に出来る道だ。

 開発難易度としては、PSP並みの3DSに開発する方が、HD機のVitaでいきなり開発するよりも敷居は低い。ゲーム内容もWiiの移植を中心に据えれば済む。大作ソフトとして任天堂のバックアップも期待でき、カプコンとしてもわがままを言いやすい。加えてVitaのラインナップに埋没するより、落ち目の3DSを延命させる方が存在感を発揮できる。

 カプコンとしても最終的にはモンスターハンターをVitaに参入させるだろうが、それまでにSCEJに歩み寄らせても悪くはないし、Vitaの開発環境の充実や本体出荷台数の伸びといった市場の成熟を待つのは悪くない。

モンスターハンター4発売後については、当然未知数だ。おそらくはVitaでより高画質なモンハンを披露するのではないかと思う。だが、3DSは強力サードを味方につけてようやく一息漬けそうになった。自社ソフトも年末には出そろう。

 株価に対して言えば、外国人投資家にモンスターハンターは理解されていないと考える。が、それはそれとして、3DSとVitaを順番に処理していこうとするカプコンの経営判断は、至極妥当なものに思えてならない。惜しむべきは3DSにおける任天堂の見切り発車ぶり、数々の判断の甘さだが、カプコンというプレイヤーが存在感を発揮したことで、右アナログスティックを含め、是正されてきた、というのが今の状況だと思うのだが、どうだろうか。


しかしこのアイテム、間違いなくゲームの歴史に名を刻むだろう。(定価は1500円です。)

2011年9月14日水曜日

任天堂とSCEJの対決は任天堂がポイントを稼いだ

 2日連続で行われた任天堂とSCEJのカンファレンス。ネット媒体による記事だけでなくて、USTREAMやニコニコ動画での中継が行われたため、視聴者が多かったようだ。任天堂のUSTREAMは4万7千人を突破していたようだ。ニコニコ動画分もかなりの数になると予想されるので、消費者の関心の高さが伺える。

 残念だったのは本日のSCEJで、ニコニコ動画のみの配信だった。これはVitaにニコニコ動画が参入するからかもしれないが、任天堂がポイントを稼いだ結果となった。

 予期せぬ新作タイトルがあった任天堂、既報やリーク通りのSCEJ。
 開発ソフトのプレイ動画があった任天堂、ゆうなま以外ロクに動画のないSCEJ。
 デモ映像配信する任天堂、3Gプランが目玉でPSPタイトルへの対応を検討中なSCEJ。
 カンファレンス後、ソフト会社の映像が流れた任天堂、フォトセッションを垂れ流すSCEJ。

 SCEJ贔屓の立場だが、内容は任天堂の方が良かった。プレゼンも岩本社長の語りの方が良く、「実機の映像を見ないとよくわからないでしょう?」というところは、今の3DSのスクリーンショット詐欺とでもいうべき批判にきちんと正対していたと感じた。任天堂が配信したガッチャマンの映像を、SCEJ後に希望する声が出るのも納得の差があった。

 正直に言って、Vitaで欲しいローンチタイトルはアンチャーテッドのみ。PS3とのトランスファリングには期待できるものの、即戦力と言えそうなタイトルは多いとは言えない。26タイトルのローンチと連呼するが、ゲーム内容がないと全く響いてこない。意味が無いとさえ感じる。

 一方の3DSは、モンハン、三國無双、Gジェネといった個人的にどうでもいいタイトルに加え、ファイアーエンブレム、ルイージマンション2など、プレイ動画を見るとおもしろそうなソフトが多かった。開発中かもしれないが、動いてるところを見ると欲しくなるという感覚は重要だと思う。

 また、Vitaにおいては3G通信の何がゲーム性に大きく貢献するのか全く提示されなかったように思う。コストは確かに出た。使うのは自由だというのは分かる。しかし安価な場合の128Kの通信費で何が出来るのか? 今のところiPadの3G版以下の説明しかなされていない。

 3Gでなければいけない価値というものが提示されていないのは、今のSCEJの戦略としては非常にマズイ。これで3G版が売れるわけがない。3G版しか売らない前提であったなら、搾取システムと言われても否定できない。

 Wi-fiでPocektWi-fiやWiMAXに接続するのと何が違うのか。きっとなにも変わらないんだろうな、と消費者に感じさせてしまったのはまずかっただろうと思う。


 上記の背景に、SCEJは今回、本体性能と価格という2大ハードルをクリアした本命という意識があったと思う。自他共に認める本命だからこその油断が出たし、サードもそれを望んでいた。そう考えるのは早計だろうか。

 任天堂の方は、定価を切り下げざるをえないほど3DSが低迷し、WiiUを見切り発車でスタートして開発が難航している現状と、株価が低迷している厳しい現実に直面している。かえってそれが良かったようで、3DSとWiiに注力し、どうすればよく見せられるかを工夫し、ソフトそのものも需要だけれど、プレゼンによる差別化を意識していたと思う。サードの切り崩しというか、カプコンに対する水面下の働きかけもかなり強力だっただろう。

 死に物狂いの結果が実ったというか、ケチを付けられたことに出来る限り対応をしてきてみせた。この底力は恐るべきものがあり、岩本社長も追い込まれて迷いがなくなったようだ。(まだWiiUという巨大な難関があり、発売に至るかどうか疑わしいとさえ考えられるが)

 ただこれはあくまでも現時点の話で、短期的な視点に過ぎない。3DSは購入した事を後悔するハードでしかなかったが、少し希望が持てるようになったし、Vitaは不透明なところはあるものの有望なハードである事に変わりはない。

 ただ、プレゼン能力や世間の働きかけの分野で任天堂は底力を見せつけた。現状認識が適正な企業が努力することほど恐ろしい物はない。任天堂は逆境にいるが、だからこそ興味深い観察対象になったかもしれない。

2011年9月13日火曜日

革靴の消臭(悪臭対策)

 今日は趣向を変えて革靴の悪臭対策を。実践して効果のあった自身のある内容だ。

 革靴やブーツを履いていると悪臭がする場合がる。靴を脱いだ瞬間にモワッと悪臭が立ち込め、靴下も汚染される。靴を履かなければ問題ないし、おろしたての(新品の)靴なら問題ないけれど、使用している内に悪臭を発するようになる。足にこびりついた悪臭もゴシゴシ洗わないと落ちにくいし、靴自体は玄関で存在感を放ち続ける事態になる。新幹線等の鉄道内でうかつに革靴も脱げなかったり。ブーツならば女性も経験ある人もいるかも知れない。革靴の中がジトジトしていて乾燥させてもなかなか解決しない。

 靴用に売られている消臭剤は、効果がないものが多い。唯一、AG+は足のムレの匂い消しには有効だと思うけど、抜本的な解決にはならない。

 解決策はシンプルだ。靴の中にキッチン用のアルコールを噴霧すればいい。驚くほど瞬間的に匂いが消える。騙されたと思って実施しても何も後悔はないだろう。捨てようと思っていたほど臭い靴が、一瞬にして蘇る。


 革靴だけでなくブーツにも有効だし、アルコールが駄目な皮脂製品は少ないだろう。揮発するし、消毒できるし、内装だけなら(色落ちなどの)被害が出たとしても少ない。何より簡単で、安価で、効果的だ。水虫対策として、革靴内部を清潔に保つためにも必須のアイテムだ。

 (なお、それでも同じ靴を毎日履くのは改めるべきで、革靴は最低3足持っている方がいい。)

 原理的にはおそらくこういうことだと思うのだが、悪臭の原因はおそらくバクテリアだ。バクテリアは汗やその中の分泌物を媒介として繁殖する。一旦繁殖してしまうと根絶は困難で、水では落ちない。バクテリアが盛んに活動しているのが悪臭の原因で、汗という餌と、ムレという高温多湿の環境がバクテリアの繁殖に適していた訳だ。

 ただし、バクテリアはアルコールで瞬殺できる。一旦バクテリアを殺してしまえば、再度繁殖するまでは間があるし、バクテリアによるムレも軽減される。新品の革靴の清潔さに近くなる。むろん、そのままでは再度バクテリアが繁殖するのも時間の問題なので、定期的にアルコールを噴霧してやればいい。

 具体的には1日の終わりに、履き終えた靴をアルコール噴霧で清潔にしてから戸棚に仕舞う。ただそれだけの事で劇的な改善がみられる。バクテリアと水虫は直接の関係性はないが、バクテリアの繁殖する環境は水虫の繁殖しやすい環境であることも想像に難くない。

 逆説的に言えば、革靴を清潔に保てば、水虫の繁殖しやすい環境を減らせる。既に保有してる水虫菌や、新規に感染した水虫菌の感染予防には役に立たないが、爆発的な水虫菌の増大はなくなるはずだ。水虫にももっと対策しやすい環境が整うはずなので、匂いはひどくなくても、水虫の人の革靴はアルコール噴霧で清めるほうが良い。

 この対策法、今すぐにでも始められるし、キッチン用アルコールは無駄にはならない。投資額も少ないし、匂いが消えるか否か、その場で判別がつく。

 鼻をくっつけて嗅がないとわからないような汗の匂いや、塩っぽさはとれないが、いわゆるモワッとした悪臭は消滅すると断言できる。ムレに悩んでる人には、是非試していただきたいと思う。

2011年9月12日月曜日

鼻毛鯖導入

 巷で評判のよい鼻毛鯖(Express5800/S70 タイプPJ )を導入してみた。Windows使用前提である。NTT-Xの処分品コーナーで16800円送料込みで購入できる。LGA1156はSandyBridgeで採用されたLGA1155に駆逐される終わった規格だが、だからこそ安価なサーバーが提供できるのかもしれない。

 (ECCでない)DDR3+2.8GhzのPentiumG6950+160GBのS-ATAハードディスク。ECCでないメモリーを搭載可能なのは、昔だとDELLのSC420-440が該当するだろうか。今も昔も安いサーバー機をPC流用する流れは確かに存在する。

 VGAとLANは付属のCD-ROM内のZIP圧縮ファイルを解凍すると見つかる。CDを検索しても見つからない(解凍してないから)事には注意だ。


 DSP版のWindowsVistaを持っているので、64bit版をインストールした。64bitOSでないと大容量メモリは積めない。非公式ながら4GB☓4に対応しているようなので、kakaku.com最安値の4GB☓4個(送料無料5960円)を購入してしまった。これは1GBの標準搭載メモリーだけでは、Vistaが死ぬほど遅かった為だ。64bitVISTAはCore2duoのMacbookProでも運用している。純粋にメモリ不足が癌だろう。

 16GBも必要なスペックや運用かどうか悩んだが、メモリはあるに越したほうがないし、現状安価なため踏み切った。本当はヤフーオークションでもっと安価にメモリーを調達するつもりだったが、他者に譲ってこちらに切り替えた。メモリーが16GBあるマシン、という方が使用方法が鮮明化すると考えた。将来的にLGA1156のハイエンドCPUが低価格化すれば面白いかもしれないが、CPUの値下げは期待薄だとも考えている。

 OSのVistaについてはメモリー不足ということで良くない印象を与えてしまったかもしれないが、安く購入できるなら十分アリなOSだと考えている。マイクロソフト社はライセンス的に良しとしないだろうけれど、

 ①DSP版は、32bitでも64bitでもプロダクトキーが共有できる(専用ディスクは必要)
 ②ノートPCに貼付のOEM版プロダクトキーが使える(ヤフオク等で売られている)
 ③各エディションはプロダクトキーに準じる(ディスクは32bit/64bitの違い)

 少し補足すると、正規の32bit版Discを所有しているユーザーに対して、マイクロソフトが1050円で64bit版DISCを郵送してくれるという話もあった。SP1適用までが長いので、懐に余裕がある人は購入しても良いかもしれないが、現在は実施していないようだ。(SP1単体のCDのみのようだ)

 私もWindows7は64bitのアップグレード版に加えて、32bit版のDSP版を所有している。今となってはなんで32bitなのか理解できないが、自作機なのでこれもいずれ、64bitにアップグレードするつもりだ。なので、これが利用できると良かったのだが、Vistaだから既にサービスは行われていないようだ。

2011年9月10日土曜日

新ギレンの野望:ティアンム篇

 レビル死後の一年戦争をティアンム提督が戦い抜くモードとなる。最初は、ソロモン攻略戦の司令官として。与えられた戦力でソロモンを攻略しなければならないので厳しい。幸いWB(ホワイトベース)隊が参加しているので、編入は出来ないが命令は下せる。有利な地点に誘導してホワイトベースを砲台として使用すると、敵の戦力もさして強力ではないので制圧は十分可能な難易度だ。

 難点があるとすれば、イベント出撃するビグザムについて。ビグザムが自動回復される基地重要部に居座ると、Iフィールドと高い耐久力、手持ちの戦力の関係、ドズルの能力的に撃破が困難になる。初期戦力だけでは不可能ではないだろうか。運ゲーの要素もあるが、注意深く戦えば詰まないように進めるだろうし、セーブ&ロードで乗り切るほかない。ボールやジムキャノンの数は多めなので、ビグザムの撃破自体は可能だ。

 ソロモン後、星一号作戦開始への移動中にレビルがソーラレイで倒れる。ここからが実質的な第二部なのだが、ア・バオア・クー~ソロモンの直線上を雲霞のごとく敵が押し寄せてくる。

 方法論としては、対処法が2種類ある。

 1つ目は、ソロモン内部に敵を導き入れて防衛戦で殲滅をするパターン。時間稼ぎや部下の育成をする場合はこちらが好ましい。

 2つめは、途中の補給ポイント上でアムロなど強力ユニットで蓋をしておき、別働隊を左右からソロモンへ進撃させる方法である。こちらのメリットはソロモン陥落の危険性が少ないことと、生産拠点としてのソロモンを温存できることである。初期戦力のジムだのボールだのジムGSだのは、あっという間に陳腐化する。開発を進めて何らかのMSを量産できるようにする方が良い。

 アムロは比較的早期に開発可能なアレックスに乗せれば無改造でも凶悪さを発揮するので補給さえ確保すれば問題ないが、その他のパイロットの育成は苦労するというか、かなり瞬殺される。

 戦略としては少し時間を稼いで、MSを開発してしまう方が良いようだ。個人的には80機生産可能で低コストなジム改をお勧めしたい。兵器改良で耐久力を改善すると少しは壊れにくくなる。毎ターン、ソロモンで生産してア・バオア・クー方面へ送り出すと突破できるようになる。後はアムロを内部に送り込むと一気に楽になる。

 ア・バオア・クーを攻略すれば終了だ。開発の要素もあるし、最初はごくシンプルな戦術SLGだ。物量でも押せる、このモードが初心者向きかもしれない。

2011年9月4日日曜日

新ギレンの野望:ドズル・サビ篇

 新ギレンのドズルはクェスと並んでクリア容易なシナリオとして知られる。ただしそれはソロモン防衛までで「上がった」場合で、選択肢次第ではクリアとならず地球圏制圧まで延長戦となる。

 新ギレンでは2部以降が存在しないため、機体も一年戦争末期の物が最強機体となる。MSだとPジオングやドワッジ改、ガルバルディα、ザメル、ズゴックEあたりが最終リリースMSとなる。ジムカスタム量産の連邦に比べて少し不利な気もするが、NTが4名は揃うのでPジオングに乗せれば上でも下でも圧倒的な活躍を見せてくれる。

 要は印象以上に、機体もシナリオも最終局面でのキレを堪能できる。意外とお得なシナリオだと感じた。

 以降はネタバレになるが、一年戦争におけるソロモン防衛、防衛成功、サイド3直接侵攻(イベント)、ソーラレイ発射(イベンぐト)という流れで、キシリアから決起を促される。決起すれば延長モードなのだが、ア・バオア・クーのギレンと、ソロモンに押し寄せる連邦軍と、2正面作戦を行わなければならない。

 ア・バオア・クーは物量が凄くなかなか攻め込めないし、ソロモンに大挙して押し寄せる連邦の艦艇もなかなかワールドマップでは防ぎきれない物だ。

 シンプルな解決策は、NTを活用すべくソロモンに2~3名くらい集結させてエルメスに乗せる事だろうか。その上で、ソロモン内部に連邦をガンガン侵入させてしまっていい。中枢にビグザムがいれば簡単に陥落しないし、各補給ポイントに艦船やエルメスを配置し、後は敵を削っていけば何とかなるものである。1ターン中に、重要拠点では5回の戦闘をこなせる筈だし、回復もそれだけ行える。ワールドマップで戦闘するより、特別拠点内の戦闘の方が短期間で結果を出しやすい。

 パイロットがある程度成長すれば、エルメス2機+艦船くらいでソロモン防衛は楽に行える。後は、ズムシティ、グラナダ方面からア・バオア・クーを攻めればいい。ア・バオア・クー陥落後は、対連邦のア・バオア・クー防衛戦の後、キリマンジャロの回復と、連邦のジャブロー以外に攻め込めるようになる。

 ルナツーは辿り着くまでが大変だが、月方向からだと意外と容易に接近できるようだ。セオリーとしてはキリマンジャロに近いところから攻めつつ、宇宙の戦力でルナツー攻略を目指すことになる。ここまでいくと後は物量勝負となりがちだが、一年戦争末期の機体を堪能するモードとしては悪くない。欠点としては連邦も強力なMSを擁しているので戦いづらい事だろうか。Pジオングを核にすれば十分突破可能なはずだが、時間がかかるのがこのシナリオの欠点かもしれない。

 しかしながら、レビルやギレンといった本編を進める前の肩慣らしとして丁度いい。最終局面の機体の選別も出来るので、開発の要不要を判断しやすくなるだろう。最初にプレイするシナリオとして、一番お勧めできる。

2011年9月1日木曜日

新ギレンの野望:アムロ ロンドベル篇

 アムロのパイロットモードは一年戦争と逆シャア(第二次ネオ・ジオン抗争)の2つあって、ロンドベル時代のアムロは逆シャア版となる。が、極めてつまらない。

 最大の課題はGジェネレーション的と揶揄される内容にある。機体のリリースもロクになければ、他に戦線があるわけでもないし、現有戦力と【要請】できる戦力だけでネオジオンと戦わなければならない。かなり限定的な内容なので、AIが戦力の追加投入をするわけでもないから、Gジェネ的に予定された敵を撃破する必要がある。

 また、敵が強力だ。アムロ自身も強力なNTではあるのだが、νガンダムまでリ・ガスィで頑張らなくてはならないし、死亡すると即ゲームオーバーである。シャアが強敵なのはいいとして、NTのイリア・パゾムやジャムルフィンを駆る3D隊が凶悪な強さを誇り、ジェガンを大量投入してもなかなか撃破できない。エネルギー切れを起こさせるだけで、止めを刺すには至らない。リガズィは要請可能なので、適当なキャラを歴史介入させてリガズィに乗せないと厳しいと思う程だ。

 とりあえず発言力の制約もあって打てる手が極めて少ない半面、艦船の移動は自動なので、ソロモン等の拠点に移動して改造しまくるという手もやりづらい。前線から他の部隊を引っ張ってくる手も使えない。ロンドベル所属のパイロット、ケーラですら、登場が途中から、νガンダムと同時期なのでかなりつかえない印象だ。歴史介入キャラ以外の手駒はないと考えていい。

 このシナリオの最大の課題は、前述のとおり自由度が極めて低いことだが、パイロットの搭乗すら自由に行えない。艦船に乗せても、拠点に駐留しても、乗り換えが自由に行えない。撃破されたパイロットが負傷回復してから、機体への搭乗ができるようになる。なので、ジェガンからジェガンD型やリガズィに乗せかえるだけで一苦労する。意図的に撃破させ、負傷復活後に搭乗となる。まぁ、ジェガンは脆いので壊す分には余り苦労しない。

 クリアする為の攻略本がいずれ必須になる気がするが、基本的な概念としては、歴史介入させたキャラの分だけリガズィを投入、最低でもアムロの機体だけ隙を見て、ソロモン等で改造するのがいい。後はジェガンを損耗した分を少し上回るように補充していくしか無い。難敵は基本、アムロが処理しないと倒せない可能性があるので、いかにアムロを損耗しないように強敵にぶつけ続けられるか、しかない。改造したリガズィか、νガンダム以降になるとアムロの戦力は安定する。(Hi-νガンダムへは自動で置き換わる)

 ターン進行がマストではない局面はありそうなので、そういう時期にジェガンで残敵を囲んで艦船を攻撃不能にしておき、ソロモンまでアムロのリガズィを移動して改造をするのがベストかもしれない。ジェガンはある程度の数が必要だが、敵キャラを前にすると極めて脆く、消耗品と割り切る必要がある。

 ちなみに【要請】可能なのは、リガズィ、ジェガン、ジムⅢ、ベースジャバー程度で、ジェガンD、νガンダム(一機制限)が追加される程度だ。機体の自由度もすごく低い事が分かる。基本、一本道である。

 加えて、アムロ搭乗のνガンダム、Hiνガンダムの改造は諦めるしか無い。よほど強力な歴史介入キャラに戦線を支えさせれば別かもしれないが、通常条件では諦めるほうがいい。ただ、Hiνガンダム登場後の最終局面、νガンダムは要請可能になるので、これをソロモン等へ移動させれば改造は可能だ。歴史介入キャラで、セイラやプロト・ゼロなどのNTキャラを用意すればいいと思うが、イベント進行が早いので改造しても移動が間に合わない可能性はある。改造できるのは、良くも悪くもリガズィまでになる。リガズィも脆いので、キャラクターを乗せないで運用するのは危険だろう。

 苦労する割に、楽しさが感じられなかった。Gジェネの方が操作感も練れてるし、改造もしやすいだろうと感じる。DLCのギュネイモードが、これと同じ内容になるようであれば、「カネ溝」なのでやめておくほうが賢いと感じるほどだ。新ギレンのDLCは、歴史介入キャラの追加という観点以外、ゴミに近い可能性がある。おそらく金額が内容の充実度を反映しているはずで、ランバ・ラルモード以外は駄目ではないかと感じている。

2011年8月30日火曜日

黒い三連星モードでのクリア記録

 PSPの新ギレンの野望を、黒い三連星を難易度ノーマルでクリアしたので、攻略経過を軽くまとめ。

①黒い三連星専用ドムを改造する

 発言力に余裕はあるので、ドムを改造しておく。おそらくクリアまでこの専用ドムに乗ることになる。私は装甲以外をマックスにしたが、死亡すると一発でゲームオーバーになるため、ガイアは装甲をMAXにする方が良いだろう。というか、結構改造しても強さはギリギリなのでガイアは最前線に立たせてはいけない。重要拠点に攻め込ませてもいけない。

 重要拠点のすぐ外で、援軍を要請できるように待機させるのが基本姿勢になる。戦力としてもNTでないしアムロ程強いわけではない。前線は、オルテガやマッシュに任せきりにしてしまっていい。その2人にしたところで、2度撃破されると死ぬ設定なので、スタックの一番後ろに来るように隊列変更する方が賢い。


②シャアを部下にする

 シャアは少佐のため、中佐になったガイアの部下とすることが可能だ。シャアは何故かガウに搭乗している。オデッサに転がってるマ・クベ専用グフに乗せたが、シャア専用ズゴックやシャア専用リックドムが申請可能な為、どちらかに搭乗させても良いだろう。

 シャアは貴重なNTであり、ジオン唯一のNTの可能性がある。(恐らく初期配置キャラクター以外にキャラクターは増えない)ララァやクスコ・アル、シャリア・ブルの存在は確認できなかった為、シャアの確保はクリアをする上で重要になる。

 私はブラウ・ブロがリリースされるまでは地上で戦わせ、NTを発現。ブラウ・ブロ登場後は、ソロモン~ルナツー間を防衛させた。ブラウ・ブロをうまく補給ポイント上で活躍できると圧倒的な戦力になる。

 あとは、補助的にシャア専用リックドムにアナベル・ガトーを搭乗させたりするといい。ヴァル・ヴァロやジオングを前線に配備する頃には、ジャブロー陥落によるクリアが達成できる。


③ズゴックは弱い、グラブロでいけ

 今回、全体的にジオンのMSMが弱体化していると感じられた。水中用ガンダムがかなりの堅さであるのに反比例して、ズゴックは極めて脆い。スタックの関係で3機編成機が1機編成になったからかもしれないが、ズゴックの量産は極めて危険である。個人的にはアッガイのつもりで運用する方が賢いと感じるほどだ。(シャア専用ズゴックにしても、シャア専用アッガイ位の性能だろう)

 結果として、陸戦に使うのは間違いで、水中拠点や、海岸沿いの拠点を占拠していく補助兵器の役割が一般化する。

 水中を制するにはグラブロの登場を待たねばならないが、グラブロにしたところで水中用ガンダム2機を相手にすると分が悪い。連邦はフィッシュアイ(水中型ボール)を大量投入してくるし、ドンエスカルゴといった対戦哨戒機もある。しかも、水中拠点が減っているので回復場所にも難航する。

 水中用ガンダムはなるべく陸にあげて仕留め、フィッシュアイの群れはグラブロで狩るのがセオリーとなる。そのグラブロにしたところで、回復に難航するのでマッドアングラーを回復拠点として併用するのが必須、という感じか。

 グラブロがでるまではなるべく陸戦で片をつけ、海中の残敵掃討はAI任せにした。フィッシュアイは陸に上がれないし、水中型ガンダムは拠点防衛のため陸に上がってくる。重要拠点にもよるが、陸が主体のマドラス、北京でそれでは問題ないと感じた。中枢さえ押さえれば、後は拠点でユニットを自由に生産して貰う方が速い、という事もある。


④陸戦をどう制するか

 ジオンに陸戦用の決定的なMSは存在しない。あえて言えば、改造しまくった1機制限機を大量投入するしかない。黒い三連星用ドム、イフリート改、シャア専用ズゴック(脆い)に、ドムやグフを補助的につけるしかない。量産機は消耗前提で、改造する価値があるかは微妙なところだろう。NPC確保を優先して、機体は損耗するのを前提で置き換えていく感じか。

 今作は、敵も味方も砲戦MSが極めて有効だ。一年戦争時代のMSの機動力はたかがしれているし、火線も集中させやすい。ガンタンクⅡの火力が集中したときの凶悪ぶりは、AIが証明してくれる。

 私はドムキャノン、ギガンといった辺りから砲戦MSの強さに目覚めたが、ジオンではザクキャノンという優秀な砲戦MSがある。これを敵の重要拠点近くにガイア機(主人公の搭乗ユニット)を持って行って【要請】すると、敵にすぐ侵攻できる位置に配備されるので便利だった。というか、これが重要拠点攻略の基本戦術になる。

 ある程度、中のMSをおびき出して集中砲火で排除してから、強力に改造したMSを導入し、移動力を強化した機体で補給ポイントを占拠、うまく回復しながら敵の戦力を排除していくことになる。


⑤戦線は宇宙と地上

 地上であちこち防衛ラインを形成したくなるが、NPCはそれなりに優秀なため、オデッサ方面と、北米~ジャブロー方面は放置して問題なかった。

 ベルファストは戦力が整っていない段階で攻め込むと、MSMの性能の違いとか、戦力の充実度の差で難航する。ジャブロー攻略には、ベルファスト攻略も、ルナツー攻略も必要ない。なので、まずはオデッサからマドラス攻略を目指し、続いて北京を攻略、ハワイはジオン拠点なので、南下してトリントンを攻略すると良い。トリントンを攻略すれば、ジャブローを攻略可能になる。少し手間はかかるが、2Tかけてキャリフォルニアへユニットを輸送する方が、結果的には速くジャブローに到達できるだろう。


⑥対ジャブロー戦

 中南米はNPCが一進一退の攻防を繰り広げていたが、トリントンで勝つとそれなりに圧倒し始める。ザンジバルでゲルググA型を投下しだすと、比較的容易にジャブローに取り付ける。ジャブローはNPCがガンガン攻め込んで囮になってくれる。

 まずはグラブロで海岸の安全を確保し、損耗したらジャブロー外に待機させたマッドアングラーで回復させる。

 陸戦ユニットは左下から侵攻させると、補給ポイントを確保しやすい。アムロのガンダム等の強敵がいるため、反撃をしない、索敵をしてから攻撃対象を特定することが重要になる。左上方向から、NPCがガンガン部隊を送り込むので、左下はそこまで過酷な戦場にならなかった。損耗に気をつかいながら地道に攻略を勧めると、敵の数が減ってくる。砲戦MSを前線に送り込みつつ、壁のMSが耐える展開が続く。

 実はある程度数が減ったところで、本拠地の敵ユニットが消えた。最寄りのハイゴックを編入して占拠したところ、あっさり勝利してしまった。なので、邪道な勝利をしたかもしれない。一応、ビグザム投入が間近ではあったので、あのまま進めても勝利できたと思う。


⑦役立つ小技や注意事項

 ・艦船に搭載して輸送

  今回重要拠点に駐留直後のユニットは輸送対象とならない。が、未行動の艦船に搭載すれば輸送できる。これは重要なテクニックになる。その為だけに、艦船を配備しておいても良いくらいだろう。


 ・合体や脱出で一機制限機を量産

  FAアレックスやFAガンダムを脱出すると、アレックスやガンダムになる。FAアレックスも1機制限であるため、数ターン感覚でしかアレックス化できないが、それでも数をそろえられるのは大いなる強みとなる。合体によっても一機制限をクリアできるようなので、色々試せば強力ユニットの増産が可能になる。(が、ジオン側ではガンダムに類する強力ユニットが存在しない)


 ・要請の方が編入より安価で、前線配達

 指揮官機の周囲に配達される要請の方が、発言力の消費は安価である。損耗をした機体を使うより遙かに良いし、最前線に配達される。逆に、拠点内に駐留中だと配達をしてくれない。なので、常に、拠点周辺に指揮官機をおく方が効率的だ。

 逆を言えば、陸にいる指揮官機に、宇宙専用機の配達は困難だ。方法はあるかもしれないが、拠点への配達も難しいようなので、宇宙で既に存在している機体を編入して、ソロモン等へ輸送するのがセオリーとなる。

 なので、指揮官機のない戦場は編入によってしか戦力を補強できない。NT機のような強力ユニット主体なら悪くないが、それ以外はAI任せにする方が賢いだろう。

 この仕様からいくと、ジャブロー付近にビグザムを大量投入することも可能だ。指揮官の役割は、どちらかというと従来のシステムより、座標アイコン的な側面があると感じる。

 ・NPCはかき集める

 NPCはかき集める方が良い。機体入手にかかる発言力は、後半にロールアウトする機体になるほど高騰する。なので、なるべく初期にそれなりにキャラクターをかき集める方が安上がりかもしれない。要・不要を見極める必要もあるので、強いキャラか、安価に入手可能なキャラに限定しても面白いだろう。

 ・毎ターン要請リストを眺める

 新MSの投入は、要請リストを眺めるか、ズムシティの部隊をチェックするくらいしか確認方法がない。リリースの間隔はそれなりに短いし、後になればなるほど強力な機体が登場するし、輸送の関係で速く気づく方が良いので、毎ターン、新機体がないかチェックする方が良い。し か し、ゲ ー ム と し て は 何 か 間 違 っ た 努 力 を 重 ね て い る よ う に  も 感 じ ら れ る ので、要改善点といえる。

2011年8月28日日曜日

印象はリアルタイムストラテジー的

パイロットモード(アムロ・レイ:一年戦争)をクリアしたので少しまとめ。

○ パイロットの立場で一年戦争を経験できる
○ 開発を意識しなくて良い
○ AIが他の戦線を維持する
○ 要請した機体がそのとき主役キャラのいるポイントに送り込まれる。
○ 非番のパイロットは、どのエリアの機体にも即座に搭乗可能(解任直後はそのエリアのみ)
○ 階級が下であれば(発言力次第で)誰でも部下に出来る
○ アレックス(ガンダムNT1)は一機制限機だが、FAアレックスを脱出して増産可能

× 戦闘があまり緻密ではない(乱数効果が大きいのか、ダメージが増減し結果が変わりやすい)
× 上記を踏まえて全般的にユニットが脆い印象がある
× ユニットが脆い上に、前線配備に時間がかかる(数で押すなら、発言力が高いキャラが有利)
× ダメージ問題もあって数で押されたときの対策がほとんどなく、成長したエースパイロット程度
× 終盤は数の勝負になる
× 味方AIは後方防衛に関しては弱い
× 機体の配備の問題からパイロットモードで複数の戦場を掛け持つのは厳しい
× MSのリリースタイミングが分かりにくく、リリースも急
× ワールドマップ上、突然敵部隊が出現したように見える(索敵が影響?)
× 各パイロットモード内でのイベントが弱い、というかほとんどない

 ほぼ一年戦争の機体で終了するので、超強力機体で固める手法はあり。
 ワールドマップの影響もあって、補給路の構築は今まで以上に重要に。

 アムロは単体が強力で、セイラという強力NTもいるし、
 カイ、ハヤトをはじめ使える手駒も多い。
 早めにガンダムや、ペガサスを確保すれば苦労はないだろう。

 宇宙にでて陸ガンが使えなくなり、数で勝負となるソロモンが山場だが、
 後は大体補給路を確保した上で地道に敵を撃破し続ければ勝てる。

 パイロットモードは他に黒い三連星が存在。
 黒い三連星モードをちらっとプレイした限り、初期状態はそれなりに強く
 ガンダムを撃破できる上に、中佐に昇進するので、
 シャア少佐を部下とすることが可能だが、反面、
 当時のジオン軍はガンダムほどの絶対的強力MSがなく、
 大差の連邦軍を相手にするとガンタンク2等の火力の集中で
 瞬殺される構造的な問題が。

 パイロットの成長をさせつつ機体が出そろうのを待つのか、
 改造を駆使して速攻を目指すのか難しいところか。

 タイミングが非常に重要なのでどこかリアルタイムストラテジー臭さも漂う。
 腰を落ち着けてじっくりプレイするより、やり直して最適なプレイを探る感覚がある。
 新機軸ではあるが、名作とはなり得るためには、攻略のセオリーが発明されないと
 弱いのではないかと感じる。

2011年8月27日土曜日

新ギレンの野望は買いだ

 色々言われているが新ギレンの野望は買いだ。プロダクトコード自体は初回限定ではなく、新品には全て含まれるので、中古対策といった意味合いが強い。DLC商法も割高だとは思うが、シリーズが発展してくれるならアリだと思う。私個人としては、Vitaで確実にプレイでき、プロダクトコードも含まれるダウンロード版がでるまでDLCは買わないと思うが。

 肝心のゲームバランスだが、極めて悪い。(これはアムロを主人公としたパイロットモードでの話だが)発言力さえあれば曹長が新型機を確保しまくれるのもどうかと思うし、新型もバンバンロールアウトされる。世代交代は極めて速い。その上、ワールドマップ方式なので、移動が厳しい。移動力の差が如実に出る。重要拠点間は【輸送】が可能なため、2Tで移動がでいるが、これを高速と感じるようなゲームバランスである。輸送に時間がかかる割にMSのリリースが遅いので、攻略側が不利なゲームバランスだ。しかも終盤は膨大なユニット量を防衛側が有するのでとにかく酷いことになる。AI任せの味方部隊が虐殺される様を眺めながら、重要拠点攻略にいそしむしかない。

 ただ、それでもギレンの野望の新機軸を打ち出すことに成功していて、熱中してプレイできる。

 いまいち動作が最適化できないので気がついたら、アレックスがジャブローに転がってたりだとか、フルバーニアンが転がってたりする。オデッサにビグザムが転がってるし、味方が補給路を維持しないので、その為に部隊を割く必要もありそう。

 シナリオ面に関して言えば、微妙に省略されてるので、敵も味方もキャラクターが死なないようだ。また、間違いなく水増しは簡単な内容だが、ボリューム不足はあるだろう。1年戦争のシュミレーターとしては興味深い物の、正直飽きるのも速そうではある。

 新ギレンの野望というシリーズとしてはこれでいい。操作方法の不親切さなど改善された廉価版が出ればなおいい。従来の系譜システムと、初代ワールドマップ方式、今後はこの二つを両輪として息の長いシリーズにして欲しい物である。

 その為にも、興味のある方は買いだろう。

2011年8月17日水曜日

PS3 24980円に

 年末商戦を見据えたSONYがPS3値下げに踏み切った。欧州なら即日、日本は8/17発表の8/18からの値下げとなる。SONY的にはPS3とPS VITAを連携して年末商戦を制する腹だろう。160GBモデルので定価が29800円から24800円となる為、毎度ながら、中古買い取り価格等の反映で被害を被る事業者も出るのではないだろうか。


 私は49800円で初期型の20GBモデルを購入しているので世間一般よりは相場観はズレている自覚はある。が、人の反応を見る限り買ってもいい値段に近づいたようだ。今回の値下げ幅は5000円、Wiiとの価格差も5000円となる。本気で欲しければ5000円差はたいした差ではないが、悩んでいる人の背中を押す効果はあるだろう。値下げした直後は買いやすいし、初期価格の半値以下となる。

 実際、何の気なしに話したところ買いたいという人が出た。1万円台のモニターとセットでという話で、込み込みでも安く感じられる環境が整ってきたのだろう。


 売れ筋の三菱の液晶は、19800円だ。ちなみにNTT-Xだと値引きで更に2180円安く17800円で購入できる。送料も無料だ。ただ、この製品はIPSパネルでなくTNパネルだし、HDMIケーブルが付属しないので注意は必要だ。(HDMI端子はある)

 PS3は24980円+液晶モニター17800円+HDMIケーブル300円

 =43080円

 ソフトを購入しても5万円を切る、こう考えると安くなったなぁと感じる。



 実は、私の初期型20GBは猛暑が祟ってか、長時間負荷をかけるとシャットダウンするようになってしまった。当然保証期限外だが、初期型は貴重なので修理依頼をしたばかりだ。アンチャーテッド3までには修理か買い換えで解決したいと考えている。1万未満なら修理、1万以上なら修理費確認がSONYのPS3修理サポートの基本姿勢なので、それで良いと思っていたのだが定価が下がると買い足し障壁が減ったように感じている。


 不具合もblu-ray再生やtorneには支障がない。もう一台足して二台体制にする方が幸せかもしれない。ちと、やり過ぎにも思えるのだけれど。

2011年8月15日月曜日

LGA1156の終焉

 IntelのCore iシリーズ用のチップセットLGA1156が、SandyBridge向けにLGA1155に刷新された。その結果として、旧型のLGA1156チップセットが安い。


 2980円と格安のLGA1156のマザーボード。私が見つけた段階で75個、記載の段階で64個の在庫がある。5000円以上になるように調整して購入すれば送料も発生しない。この製品に限らず、どこもLGA1156の在庫を放出にかかっているようで、中古であれば似たような値段で入手できそうだ。ちなみにこのマザー、PCIが3本あるので、PT2の2本差しも問題ない。

 LGA1156は今後の展望が全くないので、将来的なアップグレードの選択肢はないがこの値段だと予備機の1~2台を組んでみたくなる。そこで少し思考実験を行う。


■CPU

 CPUはコストパフォーマンスを考えるとPentium G6950辺りが手頃ではないか、新品での購入は少し難しいかもしれないがネット通販の中古で良ければ売価5480円(買取4000円)で販売されている。CPUファンが付属しないバルク製品だが、G6950はOC耐性が高いという話がある。


 こういう記事が作成されているように4Ghz越えも珍しくないようだ。記事中にある「OC Genie(オーシージニー)」機能搭載マザーなのも興味深い。ただ、記事自体が1年超前の記事であり、中古のCPUを探る感じなので、G6950に限らずオークション等で安く入手できたら、という程度の話にはなってしまう。将来性を考慮するとLGA1155で組む方が確実だからだ。


■メモリ

 マザーは1333/1066/800の4スロットに対応している。円高か需要減かどちらが理由にせよ、1333の4GB×2枚組は、3000円台(平均3800円前後)で調達可能なようだ。4GB×4=16GBにしても6000円で済むのでお得感はある。流用が不可能と考える方が良いが、安いうちにMAXにすると言う考え方もある。16GBメモリーにしておく方がマシンの使い勝手はいいだろう。

■結論

 電源、ケース、HDD、VGA、OS、キーボード、マウスといった自作慣れした人が余らせやすいパーツを考慮しなければ、2980円+5480円+3800(7600)円=12260円(送料別)で主要部品が揃う。店舗に赴く、更に安い製品を保持している、下取りに出して買い換えるなどすれば、更にコストを圧縮することも可能だろう。(G6000シリーズの場合、内蔵GPUを使用できないようなのでVGAが別途必要になるのがネックだが、CPUを変更すれば対応も可能だ。)

 LGA1156自体は終焉するが、Core2DUO世代に比べれば性能に勝るのは確かで、メインマシンの刷新をするよりも、サブマシンの刷新を安価に行える環境が整いつつある。サブマシンに使用しているであろうCORE2DUOはまだ一定の価格で買い取りがなされているので、それを下取りに出して買い換えるのも面白い。

自作においてはCPUやマザーは意外と安く調達するのが難しい。1万円台でマザー+CPU+メモリーが入手可能なので、対費用効果が高いと思うのだが、いかがだろうか?

2011年8月13日土曜日

フレッツテレビに気をつけろ

 我が家はフレッツテレビを愛用しているが、幾つか障害があったので記録を含めて記載しておく。苦情と言うほどではないが、問題点の整理であり、対処法のレポートとなる。

 私が考えるフレッツテレビの2大弱点は①天候に弱い ②終端装置から出るアンテナレベルが低い ことだ。

 ①天候に弱い

 ①に関しては意外に思われる方も多いと思うが、巨大アンテナで受信しているだけなので元のアンテナに障害があるとどうしようもない。これはBSで顕著だ。(地デジは改善されているかもしれない)

 ただ、一般的な家庭用のアンテナと比べれば天と地ほどの違いがあるのも確かで、よほどの雷雨でなければ乱れないと補足したい。家庭用BSアンテナは雨粒が多いとNGなので、その対策のためだけにフレッツテレビに加入するのはアリだと思う。これは単に、完璧ではないと言うだけに過ぎない。(過大広告気味ではあるので、そこは十分問題だとは思う、以前電話でサポートとやり合ったことがある。)

 ②終端装置から出るアンテナレベルが低い

 ②に関してはそもそも想定されている運用レベルが低いのかもしれないが、アンテナのレベルがけして高くはない。リビング周りで使うには足りるかもしれないが、我が家のように各部屋に分配するとブースター設置を勧められることになる。1万円ほど追加でDXアンテナ製のブースターを設置した。

 それでもアンテナレベルが低いので苦労することになる。私の部屋はPT2とtorneを使用しているが、

①壁から地デジとBSデジに分波

②地デジをtorneに接続
 BSデジを分岐させてPT2へ

③torneのOUTを分岐させてPT2へ

 これでなければアンテナレベルが安定せず、使い物にならない。他の部屋でもテレビを使ってるし部屋数も多いとは思うのだが、この組み合わせでないと不具合が出る放送局が出てしまった。


<駄目な例>

①壁から地デジとBSデジに分波

②地デジを4分配し、torneとPT2に接続
 BSデジを分岐させてPT2へ

 この組み合わせだと、troneで全く受信が出来なくなる。液晶テレビを買ったらどうなるんだろう、と危惧せずにはいられない。その際はブースターを買わないとしょうがないだろう。

 今時、アンテナを接続するのがテレビだけと言うことはあり得ないし、テレビも複数のアンテナを要求する。それを各部屋毎にやっていくと、設計されたアンテナレベルを超えるのだろうなと思う。専門家ではないが、けして楽観視は出来ないレベルだろう。

 ただ、安定しているので、配線を見直せば劇的に改善することも多い。デジアナ変換もあるので、過渡期にはうってつけのサービスだとは思う。

2011年8月1日月曜日

デウスエクス3作目を前に、是非2作目を

 デウスエクス:インビジブルウォーは、初代XBOXとPCで発売されたサイバーパンクアクションで、シリーズ2作目となる。1作目のデウスエクスも傑作の名高いFPSだったが、本作でシリーズ初の日本での家庭用ゲーム発売を果たした。(初代は海外ではPS2版が発売されているようだ。)GOTY版が発売されているという事で初代の高評価ぶりが理解できるのではないかと思う。

 海外PC大作ソフトの続編が完全日本語版XBOX用ソフトとして発売されたときには狂喜したし、出来も素晴らしかった。私の中では、当時のXBOX最強ソフトだったし、HALOよりプレイ時間も長かったかもしれない。ただ、それは好みに合致した為や、ストーリー性も含めた話だと思うので、今となってみればHALO1,2の凄さが別格なのも分かる。(家庭用からPC用に殴り込みをかけて成功したタイトルもそうはない。)

 海外ではビッグタイトルでも、国内ではマイナーソフトであった印象は免れない。しかも正規の日本語版はXBOX版だけなので、興味がある方はまずXBOX版でのプレイをお勧めしたい。なお、STEAM配信されているので、英語版であればPC版の入手がかなり容易だし、安価となる。セール時に購入すれば更に安く購入可能だ。(私はセールでDEUS EXコレクションを$3で購入した



 3作目は開発スタジオを買収した関係で、スクエア・エニックスより発売され、前評判も上々のようだ。日本ではマイナータイトルだが、世界的にはビッグタイトルで。今日は3作目への期待を込めて、2作目の何が面白かったかを説明したい。

 初代もそうだが、インビジブルウォーは極めて自由度の高いサイバーパンクRPGだった。全体的なシステムのテイストはマスエフェクトシリーズに酷似していると感じる。そして本作の売りは自由度の高さで、(当時としては)FALLOUT3的な楽しさを感じさせた作品と言っていいかもしれない。

 FPS的な視点に、題材がサイバーパンクであること。巨大企業が支配し、秘密結社や騎士団が暗躍する世界観、分岐するストーリーはそれだけで十分魅力的だった。そのような骨格部分に加えて、よく言われる主人公の身体改造スロットが特徴となる。要はサイボーグとしてどのパーツをどのように強化するか、ということなのだが、FALLOUT3のPEAKS的という方がわかりやすいかもしれない。

 FALLOUT3をイメージしてもらえばわかりやすいと思うが、例えば格闘戦に特化して育てるという事が可能だ。勿論、有利な点もあれば苦労する点もあるし、ミッションによっては格闘戦だけで切り抜けにくいものも存在するので、そこをどうクリアするかも楽しみになってくる。ハッキングに特化する、隠密系に特化することも可能で、FALLOUT3以上に戦闘でスタイルの特性を活かしやすかった。ぎりぎりのバランスを見極めつつ、器用貧乏に生きるのも可能で、どう育てるかが鍵という点では、FALLOUT3にかなり近かっただろうし、スタイルを変える事で2周目、3周目も楽しめた。善悪というわけではないが、プレイヤーの立ち位置によって組む相手が変わるし、エンディングも変わってくる。この辺りのバランスが絶妙で飽きさせない。

 加えてメタルギアを意識したかのようなMAP構成と、狭い世界での行動の自由、そして必ず第二、第三のルートが用意されている仕掛けがプレイヤーに自由度を感じさせた。警備厳重な表玄関があれば、ハッキングによって開放される裏口もある。とてつもない強敵も、近くにある砲台をハックすれば倒せたりする。機械から見えない存在になることで戦闘を有利にすすめることも可能だ。

 今となってみればFALLOUT3ほどの自由さはない。ストーリー的にも1本道に近く、組む相手が変わる程度だ。だが、それでも面白かったし、やり方を選べるのは自由だった。それに一本道でも名作ソフトは数多く、BIOSHOCKも名作と言える。


 とりとめのない話になってしまったけれど、GOTYに輝くようなソフトはやはり面白い作品が多い。デウスエクスはレビューの評判もよく、順調に行けば今度のGOTY候補の有力な一角だ。意識をして損をしないソフトだし、値下がった過去作を夏休みにプレイするのも、また楽しいのではないかと思う。


2011年7月30日土曜日

今こそデッドライジング2を

 デッドライジング2は、2010年9月30日に発売されたソフトで、批判もある【A KEIJI INAFUNE GAME】として有名だ。元々XBOX360専用ソフトとして高く評価されたのがデッドライジング1で、カプコン(訂正しました)が海外に制作させたのが本作デッドライジング2となる。そして、今年2011年10月には、外伝的タイトルのオフ・ザ・レコードが発売される。XBOX360を購入する理由だったのがデッドライジング1なので、思い入れの深いソフトでもある。


 名物プロデューサーへの注目と海外発注タイトルということで話題になったからか、世評は若干辛めだった。先日、渋谷のTSUTAYAで購入したところPS3版の中古で1980円だった。SOFMAPの買い取り価格は1800円のようなので、地域限定だが中古はかなりお買い得になってきたようだ。

 肝心のゲーム内容だが、ゾンビ好きの私としてはかなり楽しめた。簡潔に言えば、いかにオンスケジュールでお使いイベントを処理するか、というゲーム内容となる。個々のイベントの発掘と最適な処理方法の模索、鉄道のダイヤを組むような感覚で攻略をしていくのは独特の魅力がある。勿論、完璧を目指す必要はない。発売後時間が経っているのでネット上の攻略サイトも充実している。攻略本を買わずとも、最適な攻略をサーチできるので、時間がない社会人がSランククリアをする環境も充実している。協調プレイの要素もあり、DLCもある。かなり満足してプレイできた。ただ、私が満足するゲームはライトゲーマー向けであることが多いのは注意が必要かもしれない。

 私はソフトの出来に満足したので、評価の辛さが解せなかった。評価自体は正当かもしれないが、良くない印象がついて買い控えた人がいたのではないかと思う。ヴァンキッシュといい、売れ行きがネットの世評次第であり、ゲームの評価基準が売れ行きに関連づけられていると、名作が見落とされることもあると痛感した。オンライン対応要素がないと値崩れする傾向が見られる気がするので、ヴァンキッシュについてはオフライン専用FPSという部分がマイナス評価に繋がったのは否定できない。個人的には、Haloシリーズが消えても、ヴァンキッシュがシリーズ化してくれれば満足できるほどのインパクトだったのだけれど。




 今回は純粋にプレイして面白かった上、値段もこなれて、しかも続編の販売が決まっているということで本作を取り上げてみた。
 
 デッドライジング2はPS3版、XBOX360版が同時リリースされ、PC版も発売されている。機種による画質の劣化が騒がれている件については割愛するが、CASE WESTと言うエピローグがXBOX360専用で配信されている。Xbox360の方が完全版に近いのは確かかもしれない。ただ、まぁ、PS3版でも私は問題がないように感じた。この辺りは前作をプレイするかどうかも含めた、総合的な判断が必要になるだろう。

2011年7月29日金曜日

安くしたからって売れるわけじゃない3DS

 3DSは敗戦処理のフェーズに入った。

 3DS不調の兆しは周知のことだったし、WiiUも微妙視されていた中、悩める任天堂は一気に3DSを1万円値下げした。Vitaの価格を見て、とか、3DSの新色の売れ行きを見て、とか、色々な判断材料があったことは指摘されているが、そもそもの価格設定が強気だったのは否定できない。

 岩田社長自身も書いているように、発売から半年未満で25000円から15000円への価格改定は前代未聞で、消費者や株主の叱責は免れない。

 3DSは、任天堂の開発力不足が露呈したタイトルで、性能に対する公約が守られたとは言いがたい。元々スマートフォンと携帯ゲーム機の差別化をどこに持ってくるか、といったときに3Dや2画面液晶、アナログスティック以外の差別化要素を持たないのが3DSだった。DSの世代ならいざしらず、世代交代と進化の速度の早いスマフォとの差別化に失敗した時点で、低価格路線に踏み込まざるを得なかっただろう。周囲の予想より早かったが、夏休みに突入しても需要が不足している状況に、子供向けメインの任天堂は焦ったのだろう。年末商戦をメインで考えていた消費者や販売事業者との認識のズレはかなり大きいようだ。

 任天堂のソフトブランドとか、ARコードを利用した取り組みとか、PSP以上の性能を誇るゲームとか、3DSに課せられた使命であり、任天堂のアピールしてきた点は、ほぼ達成できていない。

 任天堂のソフトは、移植作以外は大型タイトルを欠き、ARやカメラ連携は当初のオマケカードから全く進化せず、PSPを超えると評価できる高性能ゲームも殆ど無い。私の目には、今の任天堂は、上記を達成する自信も喪失したように見える。開発能力的には、WiiUだけで手一杯ということで、それすら大分自信を喪失しているのだろう。3DSに関して言えば、もはや敗戦処理の段階に至ったのではないかと思える。

 余談だが、頼みのDS互換機能に置いてもDSiLL未満の失敗作が確定している上に、DSソフトのマジコン対策には失敗した。

 今後の焦点は、安くしたから売れるかどうかだが、個人的には五分五分と見る。Vitaが高性能機として携帯ゲーム機市場が盛り上がった場合は、対抗機としてそれなりに注目される事は間違いない。しかしながら、性能がVita以下なのでよほどソフトウェアが良いか、過去のソウト資産を生かせないと厳しい。Vita自体はかなり盛り上がると私は予想しているので、それを計算に入れても3DSの立て直しはかなり厳しいだろう。

 新機種でコストダウンとDS互換の改善、この2点を達成できればまた情勢は変わるだろう。それができないと、携帯市場から撤退するか、Vita後に新型ゲーム機を投入せざるを得なくなるはずだ。個人的にはWiiUも失敗作だと思っている。Wiiベースの割に、HD互換機能がないのは痛いし、コンセプトも分かりにくい。

 とりあえず今の流れは社長交代までいかないと改善されないだろう。技術出身の社長にも関わらず、ハード性能を軽視したかのようなこれまでの流れはちょっと解せない。人は成功体験によって誤りを犯すとはよく聞くので、WiiやDSの成功が、社長としての選択肢を狭めてしまったのかもしれないと感じる。

 なので好意的に言えば、この失敗から任天堂が何かを学べば、逆境からの躍進も夢ではないかもしれない。でも私は、WiiのHD互換並の改善がなければ、WiiUを買うことはないだろうと思う。

 新色フレアレッドを買った方が、特に気の毒でならない。


2011年6月23日木曜日

iPad3へ向けて

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21841520110622

 iPad3での最大の進化は液晶面になりそうだ。2560☓1920(4:3)クラスという噂が根強い。
 それを10インチ前後の液晶サイズで使用し、高精細さを売りにするらしい。

 iPhone4が960☓640(3:2)で326dpiを実現している。
 iPhone3Gが480☓320(3:2)で163dpiなので、単純に倍になった。

 つまり、iPhoneでは 液晶のアスペクト比は変えずに解像度を倍にした。
 こういった過去のアップルの戦略が、噂のベースにはある。

 現行iPad1&2は、1024☓768(4:3)の解像度である。再生処理能力として720P(1280☓720)の解像度の動画を再生可能だが、搭載液晶は枯れた4:3の液晶で、Dot by Dotでの再生できなかった。16:9でないことを含め、解像度も物足りないわけで、iPadのスペックの中で手薄な印象はある。

 特に電子書籍をターゲットにした場合、色味もそうだが、高精細さというのは大きな要件になるので、iPadが目指すべき性能であることに異論はない。

 その一方で今のiPadという製品にとって必要な性能かといえば疑問は残る。iOS搭載機としては主力は今もiPhoneな訳で、iPadにそこまで高精細な液晶を載せて採算がとれるか、という事だ。また、2倍の法則で言えば、2048☓1536となるわけで、過去の指標から言えばありそうな数字だ。液晶としては特殊解像度に思える。製品台数が見込めるiPhoneに対し、汎用的な液晶を採用したiPad系列ではチョット考えにくい。

 液晶としての平凡さから言えば、1.25倍すると1280☓960になる。720PをDot by Dotで再生可能になる上、液晶としては小慣れた解像度だ。高品質な液晶を採用するにしても、単価もそこまでは上がらないだろう。

 iPad2の頃から液晶の変更は話題に上っていたが見送られた。iPad2ではデュアルコア化、カメラ搭載、軽量化の恩恵が大きく、差別化要因としては十分だった事が理由だろう。ただ、今回A5プロセッサの高速化やカメラの高性能化だけではモデルの差別化が行いづらいのも確かだ。iPad3では、液晶の変更はある可能性が高い。

 個人的には、iPad3は、iPad1からの買い替えをメインに、1280☓960の解像度を搭載してくるのかなと思う。iPad2から買い換えるほどではないが、iPad2購入を見送った人は満足する辺り。そのつぎの段階、ipad4か5で2560☓1920に到達するのではないかと思う。この場合、1280☓960の倍だし、今から準備してそのころ生産されていると考えると辻褄があう。

 今、話題にのぼる2560☓1920の話というのは、少し先の話、直近のiPad3でなく、準備が開始されたiPad4かそれ以降の事ではないかと私は考えているがどうだろうか。

 iOSデバイスの特徴に定期的なリリースと買い替えがあるので、AppleがiPad4以降の準備を開始しているのは至極当然の事だ。なので、1年間隔でなく、少し短い間隔でiPad3を1280☓960の解像度で出す、と予想している。言わば、階段を登る途中の踊り場のような存在だ。

 その後、同じ間隔で2560☓1920のiPad4を出すのではないだろうか。その方が、単純にiPad3を2560☓1920にするよりも投入時期を遅らせられる筈だ。プロセッサの処理能力も高速化しないと高精細化した液晶に十分に対応できない可能性がある。おそらくデュアルコアから4コア化を実現しないと、十分な性能を発揮できないだろう。PSvitaへの対抗から言ってもクアッドコア化は当然Appleの視野に収められているはずで、現行のA5プロセッサの次の代が出てくるまで、高精細化も見送りではないか。その点から見ても、高精細化は1-2年後を見据えた話ではないかと感じられる。

 無論根拠のない勝手な推測なのだけれど、AndroidやWindows8を含めたタブレット端末で首位を維持する為に、それくらいのビジネスプランを持っているのがAppleではないかと考えている。Appleはソフトウェアは比較的強い為、ハードウェアの魅力が見劣りしないように工夫する可能性が高い。

 結論としては、2560☓1920の解像度を搭載したら買い、という事になるが、多分登場までは、まだもう少しかかるのではないか、ということになる。私の予想では、クアッドコアとセットだと思うので、それまでは僅かな進化に留まらないと、ハード性能のバランスが悪くなるだけだと考えている。

2011年6月10日金曜日

WiiUの予想される問題、課題

 WiiUは任天堂のお一人様向けゲーム機という印象だ。HDMIがついたHD対応のWiiといってもいいし、モニター付きのコントローラーは情報表示をタッチパネル側に集約することで主画面の表示をスッキリさせる効果がある。ゼルダの伝説のWiiU動画を見る限り、実にDS的発想のコントロー ラーだとも言える。SONYが出す499.99ドルの3Dディスプレイと接続すると楽しめるかもしれない。

  懸念される点は、コントローラーの重量と価格、WiiソフトのHDアプコンが3DSのようにボケボケにならないかということ。ネットワークの性能。ソフトのラインナップ、独自規格の光ディスクの容量不足、GPUの性能といった点だろうか。正直、2012年発売ということで詳細が詰まっていない印象だ。仮組みが終わって、製品としての最終仕様確定はまだこれからなのだろう。

 コントローラーの重量は重い?

  モニター付属であのサイズなので単純に考えると重い。おそらく長時間ホールド状態を維持するのは厳しい。膝上に抱え込むスタイルになるだろう。イメージのように画面に重ね合わせる動作が、長時間になると辛くなることが予想される。腕力を鍛えるのに最適かもしれない。iPad2に慣れると、iPad1の重量にビックリする。子どもの玩具としては厳しいのではないだろうか。

 コントローラーの別売はなし?

  モニター付属なので従来よりも高額になることが考えられる、というか本体1つにつき1つと、事実上1:1の関係と決まった。 Wiiのコントローラーが接続可能なので、クラシックコントローラー的なものがバラエティゲームの主役になるはずだ。Wiiの延長線という事で言えば悪くないと思うが、お一人様向けゲーム機という印象が強まる。

 ③HDアプコンはなし?

  WiiゲームのHDアプコンについての正式発表はない。現時点ではその品質を危惧する証拠はないが、正式には「後方互換性がある」という情報だけなので、3DSで起こっ たことが発生する可能性はある。「HDアプコンはない」という関係者の発言もあるようなので、1:1だと画面が小さく、フル画面にするとボケボケという可能性が考えられるだろう。また、重要とは思えないがゲームキューブとの互換もないようだ。

 ネットワークはWii並?

  WiiUのネットワークの詳細は不明だ。ネット対戦対応を謳うソフトがあるのでネットワーク対応は当然として、規格は未だ見えてこない。親機とコントローラーの接続は無線の為、何らかの無線技術が本体に内蔵になる。有線は端子すら見当たらないので、USBで増設するスタイルが想像され、おそらくWii並のネットワーク機能になる。

 ⑤ソフトのラインナップはどうなる?

 ソフトのラインナップは未知数だ。発売時期を考慮しても、まだ開発が始まってすら居ない事が考えられるし、そもそも任天堂の開発ラインはそこまで多くないと思われる。DSWiiへのソフトウェア提供に加えて、3DSの立ち上げとWiiUへのソフト提供をこなす必要がある。3DSですらテコ入れが必要な状況は誰の目にも明らかなので、WiiUの発売はギリギリまで遅らせてくるだろう。思い切って3DSDSWiiで完成間近以外のタイトルを切り捨てても、十分な数と質のソフトが揃うかはギリギリの所だ。正直、ローンチソフトについてはサードに大きく依存せざるを得ないだろう。

 PS3/XBOX360と似たコンセプトのゲーム機で移植が容易と噂されているが、E3でのサードのゲームはPS3/XBOX360版の映像だった。本体の性能次第だが、真面目に開発するには時間もないし、ハード台数(市場シェア)も不明だし、移植に毛が生えたような作品でお茶を濁される可能性が高い。PS vitaの新鮮味に対して、メーカーの意欲を刺激するかと思えない。

 ⑥独自規格の光ディスクは25GB

 公式発表はないが、BD一層並とされるWii U3DSでのソフト開発の難しさに低容量のROMという問題があるので、BD一層並というのは最低限のハードルをクリアーした格好となる。Blu-ray再生機として期待する消費者はないと思うが、25GBの容量はPS3でもそろそろ厳しくなってきた分量。正式発表がないが、これより容量が少ないようだと注意が必要に思われる。ただ、HDDが存在するので、DVDメディアをインストールするという解決策も存在するだろう。

 価格も決まってない発売時期も曖昧、性能もPS3/XBOX360並という事で市場の反応が冷ややかで株価が下がっているのも仕方が無いかなと思われる。3DSが失敗の烙印を押されているだけに尚のことそうだろう。WiiHDを待ってWiiを買い控えていた人は、WiiUを待たずに現行のWiiを買ってしまうほうがいいかもしれない。発売までまだかかるという時間的な問題も多いにあるし、価格も小慣れてきている、ソフトウェアラインナップの当たり外れも明確化している。3DSで懲りた私は、Wii Uは静観するつもりだ。今の時点で有名クリエイター(ソフトウェア開発者)の肯定的な評価が少なく感じられるのも気になるところだろう。出す順番としては、3DSよりWiiUを先に開発するべきだったし、今となっては3DSのテコ入れを優先するべきだろうとしか言えない。3DSをあっさり切り捨てたかに見えるのは、余り感心できた態度ではないと思う。任天堂も、それほど追い込まれているのだろうか?

2011年6月3日金曜日

リメイク作品は第2段階へ

 コナミは、PS3と360での過去作のHDリメイクを発表した。サイレントヒル、メタルギアソリッドやZOEだ。これはカプコンのモンスターハンター3(3D版も存在)HD化と微妙に異なるが、同じコンセプトを感じる。売れるソフトに付加価値をつけたリメイクである。

http://www.konami.jp/kojima_pro/e3_2011/jp/hd_mgs.html

 将来的なNGPでの動作ないし流用も視野に入っていると思われるので、かなり楽しみではある。優良コンテンツを有するメーカーは多いし、スクウェア・エニックスでも昨年末のタクティクス・オウガ等、過去作のリメイクには熱心だ。現在、最も熱い注目を注がれて開発が進んでいるのは【俺の屍を超えてゆけ】だろうか。オリジナルの作り手が、新しいスタッフと行う共同作業は他にも発展する可能性があるし、下手な新作よりも売れ行きは計算できるし、過去作の補完はユーザーにとってもメリットである場合が多い。

 一方の任天堂は、ようやくeショップやブラウザのアップデートを発表したけれど、3D化される過去作は決定打にかける印象だ。


 DSiの引継ぎについても不満が残る内容のようで、先行きに不安はある。Wiiのバーチャルコンソールの品揃えの良さから言えば、レトロゲームは任天堂に分があるように感じている。SONYのゲームアーカイブスにも優良ソフトは多いが、PS1時代が主力のため、FC、SFCやメガドライブ、PCE、MSXからアーケードといった多彩なハードが結集しているのは魅力だ。3DSにそれが受け継がれたら悪くないハードになる。尤もそう考えているのは3DSを購入した側の論理で、そうでも思わなければ浮かばれないからかもしれない。

 ただ3DSのコンセプトに64ゲームのリメイクがあったことは、今のソフトウェアのラインナップからも明らかだ。ゼルダの伝説やスターフォックスが該当する作品と言える。

 リメイク作品は、制作進行的にも売り上げ的にも計算を立てやすいのがメリットだろう。その中には、人材育成という要素もあるのではないかと感じている。少なくともそのハードでのゲーム作りを習熟させる事で、経験豊富な作り手もハードに最適化できるし、経験のない作り手も名作の制作を体験させられる。

 そう考えると3DSのeショップやSCEのゲームアーカイブスは、単なるエミュレーション動作であるので、少し次元が低い。過去作品を別ハードで動かすところから、移植新作としてつくり直す流れにゲーム業界はシフトしてきている。つまり、金も人もかけるがそれに見合うほど儲かる市場にリメイク市場が成長した。第2段階に入った事が誰の目にも明らかになった。

 海外作品でもGod of war1&2のHDリメイクのような例が存在するため、これは世界共通の流れと見てもいい。ユーザーが欲しいものを作る。これは、常に新しい物へと動き、過去を切り捨ててきた時代からの進化を感じさせる。ゲーム業界は今、踊り場の段階に入った。その兆しは数年前に見えていたが、各社が大きくかじを切ってきたと思っていい。これは懐古趣味がもたらしたブームではなくて、ニーズと環境の結合による正しい選択と進化と見るべきだ。なので、数年後のゲーム業界はもっと活況を呈しているのではないかと私は思う。


 個人的には、PCEの名作を早くリメイクしてほしいな、と感じる。その内、過去作リメイクの続編制作も進む時代になるかもしれない。一向に発売されない新作ゲーム開発への反省が、ゲーム業界にはあるのだろう。ともあれ、新作とリメイク、これが今後のゲーム業界発展の両輪となる可能性が高い。そこに最適化するメーカーが大きく成長することになると思われる。任天堂の取り組みがやや遅いように感じられるが、周回遅れ戦略を標榜していると思われるので、任天堂のあり方としては現状はこれはこれで正しいのかもしれない。(ということは、いずれ過去のポケモン全作品を3DSでリメイクするのかもしれない、と思えてくるが、それはまた別の話、別の予測と言える)

2011年6月1日水曜日

国内携帯キャリアSMS相互接続開始へ 3.15円

 7/13から接続開始、受信は無料

■NTTドコモ
1通あたり5.25円(送達確認なし)、7.35円(送達確認あり) → 1通あたり3.15円(他社宛も含む)

1通あたり3.15円(他社宛も含む)

1通あたり3.15円(他社宛のみ、同キャリア内ではホワイトプランの場合は無料)

九州沖縄セルラー、イーアクセスでもSMSは可能のようですが、大手は3.15円で統一しましたね。老人のように携帯番号しか把握していない層は、SMSを使いたがる傾向が強いので便利になるかと。また、キャリア変更してもSMSは接続可能なので、MNP時の追跡も容易ですよね。個人的にはかなり歓迎したい内容です。MNPへの敷居がまた一つ下がったように感じていますので、次回はドコモに転出してもいいかもしれません。

2011年5月23日月曜日

Mini DisplayPort Male to HDMI Female Adapter (1080p)


http://www.dealextreme.com/p/mini-displayport-male-to-hdmi-female-adapter-1080p-27549

$10.22のFREE Shipping(送料無料)なので、買ってしまう。
MacbookProを机に設置したところ、使う機会が増えた為だ。

デスクトップはPT2の録画/エンコードで、Macbookproを普段使いにする方が、省電力ではあるかと考えた。液晶モニターは大きいほうがいいので、このアダプタで外部出力する訳だ。

国内だと2000円弱程だが、Paypal換算で845円で済むのだから安い。円高様様というか、海外通販は始めるとやめられなくなるほど価格差があって、アキバにケーブルを買いに通い始めたときと同じ感動がある。

IT化で、通販も比較的安全で、誤解が少ない状態で進められる。手書きでなくて、打ったアルファベットがそのままデータとしていくのだから、アドレス違いとかの不安も少ない。

ここは一度利用したことがあってまず問題なく商品が到着すると思うのだが、海外通販の最大の課題は時間がかかること、だ。一応、今回も10日~2週間は覚悟している。

勿論、待てない人はAmazonのお急ぎ便で買ったりすれば良いのだと思う。


PSPリマスター

 PSPリマスターが発表された。以前から、GodOfWarのPSP作品でその噂があったけれど、NGP向けに開発されているとみられていたモンスターハンター3ポータブルのHD移植がその第1弾となった。


■HD化
■PS3のコントローラー対応
■3D対応
■PSPとのセーブデータ連動

 上記が特色となる。おそらくは、将来的なNGPでの動作を見越しての措置だろう。PSPは最近、良作に恵まれて、据え置きでやらせろという高評価作品が多い。2010年末のパラサイトイブやタクティクスオウガ運命の輪、PS3からPSPでのシリーズ展開となった戦場のヴァルキュリア、エースコンバット等、高画質化するならプレイヤーが再度購入しても不思議ではないソフトは多い。

 最近のSONY、脳が柔らかいというか、実に柔軟な手を打ってくる。PSNのセキュリティ問題では失態を見せたものの、まだまだ盛り上がりそうな勢いを見せているのではないだろうか。