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2011年3月24日木曜日

オンライン書店ビーケーワンのススメ

 Amazonは優れた通販事業者で、日本の通販においてもAmazon以前と以後でくっきり二分される傑出した存在だと思うが、課税問題の報道以降は積極的には買わないようにしている。日本で納税するか、米国で一括して納税しているから良しとするかという問題だが、消費税分を納税しないだけでも販売価格を安くできる訳で、価格競争力的にも更に優位になる訳だし、日本での売買で米国しか潤わない事になってしまう。サービスの輸出で儲けるとは経営学的には素晴らしい話だが、搾取されるだけの市場という日本の立場には馴染めない。米国発の商品でなく、日本の商品の販売で商売をしているなら尚更だ。

 日本の益にならないなら積極的に買わないほうがいい。勿論、Amazonで特価だったり、Amazonでしか買えないものは買うし、ウィッシュリストや商品検索など有益なサービスは活用している。単に他で済ませられるものは他で済ませるというスタンスだ。

 で色々試したが、書籍はオンライン書店ビーケーワン(以下、bk1)がいいのではないかと思うようになった。以下、bk1の優位性をAmazonを意識しながらみてみたい。まぁ、感想とか、レビューとか、買ってよかった、つい買っちゃった、お得だ、という話になる。


 ①クーポンの存在

 bk1は多分後発なのでクーポン値引きを行っている。会員登録をすると月1回程度送られてくる。クーポンの内容は、【3000円以上の購入で300円引き】というもの。1割近いディスカウントになる。書籍で1割近いディスカウントは珍しい。現実的には書籍は3000円きっかりといかない。
が、仮に5000円購入したとしても6%である。クレジットカードを使用する方ならわかるが、たいしたことがないような数字でいて、実は大きい。

 【あとで買う】というリスト機能があるので、欲しい本はそこに登録しておき、クーポンが出たら3000円を越えるようにまとめ買いするようにしている。ネット通販は大抵そうだが、クレジットカードが使える分、クレカのポイントも貯まるし、お得な印象が強い。


 ②1500円以上送料無料

 bk1は1500円以上まとめて買うと送料無料だ。Amazonと対抗する上での最低限度はクリアーしているとともに、発売日の異なる新刊など、分割発送をしてくれる。その場合も送料は無料だ。1500円以上まとめて注文すればいいだけなので、予約分にもしっかり反映される。地味なところだが、分割発送OKなのは書籍相手のサービスでは嬉しい。

 ただデメリットとして、送料無料なのはメール便だからということもある。私は気にならないし、Amazonもプレミアムサービスとの差別化で最近は到着が遅い傾向があると思っているけれど、常に最速に届かなけれな気が済まない方には向かないかもしれない。Amazonは稀に予約商品を確保できずキャンセルや遅延することがあるので、それに比べればメール便で少し遅れてくる位は構わないという考えでいる。


 ③bk1 Express

 個人的に注目しているのは、【bk1 Express】だ。キーワード登録のことだと思えばいい。好きな作家名や作品名をキーワード登録しておくと、その作者の新刊が出たときにメールが送られてくる(かもしれない)機能となる。私が使ってみた感じ、結構精度は高い印象がある。Amazonのほしい物リストよりは確実性が上に感じている。コミック等も含むので、月刊連載の単行本など、間隔が開いて忘れやすいが、出たら確実に買いたい新刊をおさえるのに適している。


 ④新刊のRSS配信

 地味な機能だが、発売される新刊をRSSで閲覧できる。私は文庫・コミックしか登録していないが、それでもかなりの数になる。ただ、書籍名・作者名・出版社がズラッと並ぶ雰囲気なので、量の割に見るのが苦痛にはならず、意外とパッとチェックできる。

 【bk1 Express】で漏れていた好きな作家の新刊をチェックしたり、コミックの発刊状況をチェックしたり、時事ネタに対応した書籍の出版状況や、タイトル買いしたい書籍をチェックできる。Amazonのおすすめ商品は便利だが、新刊だけを網羅する機能としてはこちらが上に感じる。ただ詳細やイメージは掴みづらいので、興味を持ったら中身はAmazonで探る感じになってしまかもしれない。RSSリーダーを活用されている方にはおすすめの機能だ。スマートフォンの使い方で悩む方がいたら、是非オススメしたい。通勤/通学電車の中でRSSリーダーを閲覧するだけでも世界は変わると思う。


 ⑤領収書の存在

 Amazonは納税問題も関連して、いわゆる領収書という形態ではない。納品書兼領収書という事になっているが、日本的商習慣からすると使いにくいと思う。現在は改定されたが、以前は配送先住所が記載されていたこともある。bk1はその点、明確な領収書という形態をとっている。書籍購入費を経費として計上できる方には、bk1は選択肢としておすすめできる。


 以上、かなり身勝手な視点もあるが、bk1は人におすすめできるだけの書籍通販事業だと思う。あまり知られていない印象があるが、この手の便利な事業者はTPOに併せて複数使いこなす方が賢いと思うので、是非、bk1も活用される事をオススメしたい。

1 件のコメント:

  1. ⑥重複購入の阻止

     書こうと思って忘れてしまったのだけれど、重複購入を避ける目的でも有用だと思う。過去の履歴を閲覧できる上に、設定で警告してくれる【注文重複お知らせ機能】がある。これも便利だ。

     また、私は利用したことはないが【当日配送】というサービスも存在する。

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