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2011年5月23日月曜日

Mini DisplayPort Male to HDMI Female Adapter (1080p)


http://www.dealextreme.com/p/mini-displayport-male-to-hdmi-female-adapter-1080p-27549

$10.22のFREE Shipping(送料無料)なので、買ってしまう。
MacbookProを机に設置したところ、使う機会が増えた為だ。

デスクトップはPT2の録画/エンコードで、Macbookproを普段使いにする方が、省電力ではあるかと考えた。液晶モニターは大きいほうがいいので、このアダプタで外部出力する訳だ。

国内だと2000円弱程だが、Paypal換算で845円で済むのだから安い。円高様様というか、海外通販は始めるとやめられなくなるほど価格差があって、アキバにケーブルを買いに通い始めたときと同じ感動がある。

IT化で、通販も比較的安全で、誤解が少ない状態で進められる。手書きでなくて、打ったアルファベットがそのままデータとしていくのだから、アドレス違いとかの不安も少ない。

ここは一度利用したことがあってまず問題なく商品が到着すると思うのだが、海外通販の最大の課題は時間がかかること、だ。一応、今回も10日~2週間は覚悟している。

勿論、待てない人はAmazonのお急ぎ便で買ったりすれば良いのだと思う。


PSPリマスター

 PSPリマスターが発表された。以前から、GodOfWarのPSP作品でその噂があったけれど、NGP向けに開発されているとみられていたモンスターハンター3ポータブルのHD移植がその第1弾となった。


■HD化
■PS3のコントローラー対応
■3D対応
■PSPとのセーブデータ連動

 上記が特色となる。おそらくは、将来的なNGPでの動作を見越しての措置だろう。PSPは最近、良作に恵まれて、据え置きでやらせろという高評価作品が多い。2010年末のパラサイトイブやタクティクスオウガ運命の輪、PS3からPSPでのシリーズ展開となった戦場のヴァルキュリア、エースコンバット等、高画質化するならプレイヤーが再度購入しても不思議ではないソフトは多い。

 最近のSONY、脳が柔らかいというか、実に柔軟な手を打ってくる。PSNのセキュリティ問題では失態を見せたものの、まだまだ盛り上がりそうな勢いを見せているのではないだろうか。

2011年5月2日月曜日

iPad2初期周辺機器

iPad2初期周辺機器を分析してみた。

■液晶保護フィルム

 前から重要だったかもしれないが、今回液晶保護フィルムは重要だ。iPadは伝統的に指紋が目立ちやすい。パッと見はグレア(光沢)タイプが良いかもしれないが、実用性を考えると指紋が目立たないタイプがいい。iPad1はフロントカメラがないので、iPad1用の液晶保護フィルムはフロントカメラ用の孔が開いていない。間違える人はいないと思うが注意が必要となる。




■タッチペン

 指紋対策としてはタッチペンも有効だ。ただ、iPadにつけるところがないのが難点になる。iPhone4用に、イヤホンジャックに取り付けるタッチペンも存在する。これは紐の長さ、ペンの長さがiPhone用なので、iPadでは使いづらいのではないかと思う。




■本体用カバー

 今回、風呂の蓋と揶揄されるスマートカバーは背面を保護しないうえに、マグネットで付いているだけなので落下防止にならない。磁力は強力で冷蔵庫にもつくそうだが、落としそうになってカバーだけ掴んでも外れたという事例もあるという。個人的にはお勧めできない。かといって、形状は変化してスリムになっているのでiPad1のケースは当然使わないほうがいい。
 軽量化と共に強度が低下したという話がある。落下時の衝撃対策からいっても、今回は覆うタイプのケースが正解かもしれない。ただし液晶保護という観点では、液晶を覆うスマートカバーの方がいい場合もあるだろう。ただそれは、カバンの中で尖ったものがぶつかるなどかなり限定的な状況に限ると思える。



 ちなみにこちらの製品は、液晶フィルム、タッチペン、ケースがセットになっている製品らしいので、セットで安く買う場合のお得度は高いかもしれない。Amazonの表記が分かりにくいので、いまいち人気がないようだが、有用性は高い製品だと思う。クリアタイプも含めて色が三色あるのもポイントが高い。

■スタンド

 iPad2の専用スタンドも発売されているが、実はiPad1のスタンドも問題なく使える。しかし、コネクタ部分のデザインが少し変わって、コネクタのみ突き出しているようになっている。iPad1用のドックスタンドは使用しない方がいい。個人的には、今回はドックの使用は避けた方がいいのではないかと思う。


■私の場合

 私の場合、悩んだ末にOBOSTOREで安いケースと、安い液晶フィルムを買って済ませてしまった。上記のブライトンネットのTPUケースにするつもりだったのだが、通販で買うにあたって3000円との差額を埋めて送料無料にするものを思いつかず、周辺機器は安物でいいや、と考えてしまった。将来的に買い替えを考える場合、今回何を買っても流用はできずゴミになるのは確かだと思えたのだ。iPad2対応製品ではあるようだ。

 本体はリッチに、周辺機器は安く、というのが最近のポリシーになりつつある。実際問題、ビジネスモデルとしては周辺機器の方が利益率は高いはずだ。Appleもそれは例外ではないだろう。(特にApple純正品は高い)限られた予算で数が増える方が、周辺機器全体で見ればリスク分散になると思う。純正品、サードパーティー性かにかかわらず、その周辺機器自体が不要だった場合などがあるからだ。また周辺機器はとにかくそろえないと、用途の選択肢が減る。お金を貯めて次を買うよりは、必要なものを一気にそろえる方がいい。ただ今回に関して言えば、タッチペンを買う場合は、セットで買った方が正解だったかもしれない。

 物の程度は不明だが、583円($6.99)と423円($4.99)で1006円とか。obostoreは送料も無料だ。ただし、海外通販なので到着がいつになるかは全く見えない。2480円-1006円=1474円は節約できたような、できていないような感じだ。タッチペン不要なら私と同じ選択もアリかもしれない。

2011年4月30日土曜日

PC/MAC連携強化に進むiPad

 iPad2のHDMI出力はひどいと感じたが、ひとつ可能性がある。HDMI出力自体はiPad1も共有なので、iOSがiPad1/2で差がないように制御している可能性。つまり、iPad1の性能にiPad2が引きずられているのかもしれない。アプリでも、iPad2に最適化されているものは少ないようだ。旧ハードに性能を合わせるかどうかというのは常に難しい問題で、Flashではそれが問題になっていることをジョブズも指摘していたが、iPadでもそれが発生してしまうのかもしれない。

 もう一つの可能性として、D-SUB15のアナログRGB出力(VGA)と大差がないと思われていたが、実際には内部処理はかなり違っていたのかもしれないということ。どうも映像化しているように感じられる画質だった。逆に凄いことをしている気がしないでもないが、AppleTVの方が遙かに便利だった。いずれにせよ、iPad単体で何かしようとすればある種の限界があることは分った。iPad2で処理性能が上がったとはいえ、iPad1と同等の処理しかしていないソフトが多いなら、iPad単独でできることには限界があることを強く意識する方がいいだろう。

 AppleTVは安かったから買っただけの、iPad2を買うだけのいわばオマケだったのだが、iPadのAirVideoだけでなくPCの連動で便利だった。発売当初は誤解していたのだが、WindowsのiTunesに同期させたムービーをHDMI出力できるアダプタだった。テレビ番組を録画して、エンコードし、PCで視聴するため撮りためていたのだが、それの消化に役立ちそうだ。リビングやキッチンなどの別室での消化に苦労していて、(PS3はtorne録画もあって自室に置いてあるため)最近ではXBOX360をそれにあてようとしていたが、微妙に使いづらいので苦労していた。




 xbox360でUSBメモリに入れた動画を見るにあたっては、MP4の音ズレに悩まされていた。だが、映像の最大ビットレートを5MB以下に設定することで解決した。仕様をよく確認しないで愚かだったとしか言いようがないが、あそこまで劇的な変化が訪れるとは驚きだった。XBOX360はPS3より安く、新型AppleTVと異なりブラウン管テレビに出力可能だ。使い方次第では面白いデバイスだと思う。有線がない、無線だと重い場合、やはり安価なUSBメモリに動画を入れて刺せばいい、というのはシンプルな解決策になる。これはPS3も同様だが、いかんせんメディアプレイヤー専用にしようするには高価だ。



 一方、AppleTVはAppleIDを入力し、PC/MAC側のホームシェアリングを「入」にすればすんなり同期する。有線なら特に遅延もないため、かなり感動する。iTunesで視聴可能な動画ファイルは再生可能なので、MPEG4の帯域制限があるXBOX360よりも使いやすいし、専用処理をしているのか高画質だった。HD放送をエンコードした640*360ピクセルの低解像度の動画ファイルでも40インチ液晶でそれなりに見れる。定価8800円なので、動画の消化に苦労される方は買って後悔しないだろう。各TVに備え付けても後悔しない低価格だ。PCさえあれば利用可能なので、かつてのVHSデッキよりはるかに有用だ。




 逆に、iPad2は少しもてあまし気味になってしまった。自炊した電子書籍のリーダー用途、寝床でのWEBブラウジングは重要だが、iPad1の16GBでも用は足りる。AirVideoもiPad1でもiPhoneでも可能だったはずだ。



 iPhone用のSkypeを入れてみたところ、問題なくフロントカメラでビデオ通話可能だった。音声もクリアだし、iPadのスタンバイ状態でも、Skypeが起動していれば呼び出し可能だった。これには驚いた。

 iPadは通常、電源を完全切断しないので、こういう使い方ができるのだろう。スマートフォンでも同じかもしれないし、そもそも携帯を呼び出せば済む話かもしれないが、携帯を寝室に置かない人も多いので、面白い使い方ではあるだろう。バッテリーのもちが長いのも大きい。

 私個人は現状だとiPad2のポテンシャルをまだ引き出せていない。買った意味すら後悔しそうなレベルだが、PCからのリモート接続にトライする予定だ。PC用ADVを買ってはやらないという悪循環を繰り返していたが、シュタインズゲートなどの高評価タイトルはすでに購入している。これをiPadでプレイできるようになると便利だと感じていたので、GW中にはその状態までもっていきたい。デュアルコア化は、この手の処理速度の安定化に寄与する可能性があるが、これはプラシーボ効果かもしれない。



 容量に関して言えば、やはり、動画撮影可能時間の長さを確保する意味合いが大きい。iPadでなく別デバイスでやるべきかもしれないが、PCに保管してある動画や電子書籍を一時的に消去すれば、撮影可能容量を最大限確保できる、そんな使い方だ。現実的に何を撮影するのか奇妙に思う方も多いかもしれないが、会議とか授業とか講習とか、撮影OKかは別にして、撮影可能な恩恵を被るものは大きい。常に持ち歩いて画面が大きいデバイスが撮影可能なことは、所詮プロユースでないカメラを買うよりはるかに利便性が高いことが予想できる。

 iPadを見ていて思うのは、PC連携がより進んだと感じられることだ。ノートPCの代わりにiPadを用いる人、企業があるが、単体で使う発想には限界がある。3Gモデルもあるが、iPadはPCないしMACで認証しなければ使用開始すらできない。PCを親機とした時の、子機という認識が正しいと思うようになった。

 コードレス電話初期、人はコードレスを携帯電話のように屋外に持ち出した。どこまで使用可能か実験したというが、どこかあれに近い。3G回線ないしWi-Fi回線で持ち出せる距離の概念が少し変わっただけで、基本は親機の性能に依存する割合が高い。

 私が楽しんでいる、自炊もTV番組の録画や動画のエンコードも、(予定している)PCゲームのリモートアクセスも、たぶん、写真の撮影や動画の撮影だって、PCやAppleTVに持っていく、連動することで完結する。PCが苦手な人がiPadに走る、という流れがブームを支えていたように感じていたが、iPadの本質はむしろ、すでに築き上げられたデジタル環境へのアクセス経路の質の変化ではないかと感じている。

2011年4月29日金曜日

iPad2のHDMI主力が微妙な件



iPad2を購入した。HDMI出力が絶妙に微妙だ。アダプタは価格も3980円だったと記憶しているので、購入されないことをお勧めしたい。

写真は、iPadを三菱の27インチモニターに接続している。MPEG4の暗部ノイズのようなものが見えると思うが、これはブラウザ(サファリ)の黒い箇所だ。単なるWEBページの背景の黒なのだが、内部で何らかの圧縮がかかっていていることがわかる。正直、この仕様は予想していなかった。

他にもHDMI出力にはいくつか課題がある。本体のアップデートにより解消される可能性があるが

 1.ホーム画面をのぞき、HDMI出力時は強制的に横画面
 2.ビデオ、youtubeは全画面表示するとミラーリングされない
  ※ディスプレイ側の表示のみになり、設定は見当たらない
 3.全画面表示時、画質の向上は特に見られない
 4.HDMI出力された動画の画質は残念なレベル
  ※ノイズが目立つ
 5.ホーム画面出力時はかなりきれい
 6.keynote未所持のため、プレゼン時の挙動は未検証
 7.i文庫HDなど一部アプリはVGA出力時強制2P表示で使いづらい

 正直所有しているメリットが感じられなかった。動画の画質については、PSPをHDMI出力可能なアダプタで遊んだ時レベルの画質で、単なる引き延ばしのようだし、画質補正的なものも感じられない。PCで再生したほうが綺麗なレベルだ。




 ここからは推測になるが、iPad2のグラフィック性能が期待したほど高くないというよりも、モバイルデバイスの外部出力のレベルがこの程度で十分とされているのだろう。余力がないというよりは、安全のためにある程度制限をかけているように思える。本体のアップデートによってある程度解消される可能性はあるだろう。また、AppleTVは専用の処理をしているので不満が出ない程度にはきれいに見える可能性がある。すでに購入して開封待ちなので、それを追って検証したい。

2011年4月27日水曜日

PSN最悪の展開へ

 順調なはずのSONY、Playstation3だが崩壊は足元に迫っていた。オンラインの総合サービスであるPSNがハックされ、大量の会員情報が流出した模様。従来の情報では、クレジットカードの盗難ではなく、捏造したクレジットカードを利用出来るというレベルの話だったが、深刻度がアップした模様だ。

 PSNが販売するサービスが無料でハッカーに使用されるという話と、PSNが管理する個人情報が大量に流出する話は、程度に於いてかなり隔たりがある。私はSONYびいきの立場だが、これが事実だとしたら擁護できる内容ではない。クレジットカードを登録しておかない事くらいしか対策はなく、当面、オンラインプレイやDLCの購入、ゲームアーカイブスの利用ができないという致命的な自体になりつつある。

 従来、ゲーム業界におけるハッキングは、メーカーやサードのソフトウェア販売会社が被害を受ける場合が多く、個人プレイヤーが被害を被るのはチートによるゲームバランスの崩壊くらいだったが、今回のSONYの件では、個人情報流出という最悪の事態が起きた。悪用の程度は不明だが、東京電力の原子炉問題と重ね合わせる視点を持つ人も多く、日本企業の危機管理体制の悪さが露呈した悪しき例になってしまった。

 標的が大きければ大きいほどハッカーによって狙われやすいというジレンマがあるにせよ、これからネットワーク依存を高めるPSスイートや、NGPの戦略を推進しようとしていたSONYのゲームビジネスにとっては致命傷になりえる。ゲーム業界事態の崩壊の危機であるかもしれず、今後が注目される。SONYのゲートキーパーの存在はネットの神話とでもいうべき存在だが、世論誘導よりも、こういう危険性の察知や回避にこそそのエネルギーが使われるべきだろう。

 SONYのゲームビジネスが再生できるのか、このまま沈んでしまうのか。昨日の株式市場は任天堂ショックといわれたように、任天堂も不調だ。iPad2は明日、日本発売が明らかになりつつあり、iOS用のゲーム提供が今後益々増えることが予想される。反面、日本メーカーはSONYも任天堂も問題に直面している。日本のゲームビジネスは、曲がり角に来ているのかもしれない。

2011年4月26日火曜日

夢のない任天堂Wii後継機

現世代機のゲーム市場は円熟期を迎えつつある。

据え置き機を見てみると、PS3黄金期なのが分かる。象徴的なのはPortal2で、米国では嘗てのドラクエのように学校を休んで買いに行く超有名ソフトだ。PS3でもXBOX360でも発売されているが、PC版と対戦可能なのはPS3だけとなっていて、PS3が優勢な情勢だ。

詳しく述べると、発売元のValveはPCゲーム界では知らぬ者の居ないSTEAMというオンラインゲーム配信の仕組みを持っている。PCにSTEMAをインストールすれば、STEAM上でアカウントが管理され、購入したゲームをいつでもダウンロード出来るという物で、PCを買い換えても、STEAMアカウントさえあればゲームも引っ越せる。(セーブデータのオンライン保管は行わない)

STEAMで販売されるソフトは数多いし、過去作を価格改定したり、セールによって販売数を増加させることも巧みだ。今回、PS3版のPORTAL2は、PCプラットフォームのSTEAMとの対戦を実現させた。XBOX360ではそれが行われず、画質的にもPS3の方が綺麗に作られているため、PS3の優位は顕著だ。このValve、嘗ては露骨なXBOX360びいきで有名だったのだが、ここに来てPS3派にくら替えしている。かなり露骨な言動で笑えるほどだが、今のPS3の勢いを図るのに丁度いい。

今回、ここに殴りこみを掛ける形になるのが任天堂の次世代機だ。

性能に関しては、XBOX360程度で少し上回るくらい、AMD(旧ATI)のR700系GPU、CPUは3コアとなっている。Wiiに対する互換性も維持され、事実上のWiiHDとなる予定だ。ここから分かるのは、Wiiの名作ソフトの遺産と、XBOX360との性能の相似性だ。360との相似性はマルチプラットフォーム戦略上の利点となる。XBOX360からの移植のみならず、PS3とXBOX360のマルチプラットフォームソフトの中に、Wii次世代機も紛れ込ませる事が目標と言える。性能は伸び悩むかもしれないが、サードソフト不足に陥るよりマシ、というわけだ。

 なお、Wiiと互換性を維持する場合、Wiiのディスクを読めるドライブが必須となる。従来のWiiはDVDドライブを採用していたが、DVD2層でも容量不足は顕著と考えられるので、容量対策を重視すれば、blu-rayドライブを採用する可能性が高い。ただ、視聴用DVDを再生できなかったWii同様、blu-rayを再生できない可能性もある。

 しかし現時点でblu-ray採用を発表していない以上、DVDのままでいく可能性が高いだろう。blu-rayは商売敵、SONYにパテントを支払う状況なのも採用に不向きだ。blu-ray非採用の場合、大容量化にはディスクの交換や、DVDはオマケで別形態のソフト提供が不可欠となる。DVD路線で行く場合は、HDDや大容量SDCARDを採用し、本体へのインストールやアップデートを行う端末になるのかもしれない。DVDはあくまでもオマケとして、専用ROMカートリッジによる提供も考えられる。NGPもこの路線だが、専用ROMは独自性を確保できるし、将来の大容量化も見越せるし、低価格化も期待できる。任天堂は吝嗇なので、3DSでは当面2GBを最大容量としたため自滅した感があるが、大容量を確保出来ればこの路線が最適かもしれない。

この仕掛の部分がビジネスモデルとしては非常に重要なのだが、任天堂としてはゲーム機を出すことが優先されて、仕組みづくりまで想定が至っていないと感じる。詳細をつめている段階かもしれないが、まだゲームの形を作るのに手一杯なのだろう。何も考えずにDVD一辺倒なのかもしれず、もしもそうなら、本当にXBOX360並となる。HDDがなければそれ以下である。

 が、私はおそらく任天堂はまだそこまで深く踏み込んで考えていない、と思う。なんとなくDVD程度の発想しかないだろう。発表の時点でプレイアブルでなく、E3の時点でプレイアブルデモが公開されるとされるあたり、実態に先行した情報公開といった印象を拭えない。XBOX360を上回る程度の性能というのは、技術サイドから出た話ではなくて、任天堂の経営サイドから出た目標性能である可能性が高い。技術サイドがそれを実現するデモ機を製作したくらいなのが、今の状況なのではないだろか。NGPに対して、経営サイドに夢もビジョンがあると思えない、と感じてしまうと言い過ぎだろうか。ソフトの提供形態と最大容量で、任天堂の本気度、あるいはWii次世代機の成功の度合いが測定出来るのではないかと思える。大容量になればなるほど、成功の可能性は高くなる。

 が、笑えない予測として、3DSが最大容量2GBなのは、Wii次世代機が最大容量4GBだから、という可能性もある。将来的にそれぞれ倍になっても最大4GBと、最大8GB程度。それだと今後数年を戦うのは不可能でないにしても、厳しい。任天堂のコスト意識は、それを強行しそうで恐ろしい。

 任天堂はつねに過去世代のゲーム機を少し上回るくらいの次世代機を投入する。PS2に対するWiiが良い例で、今回、性能的な模倣が容易な標準的な構成に近いXBOX360を参考にしたのは当然だろう。(CELLとblu-rayを搭載したPS3はその点、変態的な構成のマシンと言えるし、CELLの生産設備はSONYが東芝から買い戻して確保しているので入手できない。)

 私の見る所(というより衆目一致するところだと思うが)、ブームが過ぎ去り業績が芳しくない任天堂は、期待の3DSも駄目だったため、3DSをテコ入れしつつもWii次世代機を発表して株価を底ざさえする必要性に駆られたのだ。商談は終えて、テスト機くらいは出来上がっていると思うが、最終的な配信の仕組みや並行して行われるはずのソフト開発はまだこれからなのだろう。それを受けて生産を開始し、2012年のおそらくは後半に発売となるはずだ。

 言い換えると、PS3は2012年までその王座が揺らがない事になる。これは現在進行しているソフト開発が引き続きPS3優位に進むことを意味している。急造したWii次世代機が立ち上がりから大作ソフトを投入できるとは考えづらい。Wii互換で嘗てのWiiの名作ソフトが売れる効果はあるだろうが、サードが本腰を入れて開発するのは2012年からである可能性が高い。ただ、XBOX360との性能の相似性から言えば、マルチプラットフォーム対象には成り得るので、それなりにソフトが出る。ただマルチプラットフォームは、どれも似たような性能でしか無い。経営戦略的に差別化が出来ていない場合、勝てる要素ではない。この辺り、任天堂ソフトの人気だけで押し切る気なのかと思えてしまう。

 今回、任天堂としては独自路線を貫かず、時代に即した、或いは、時代に迎合したゲーム機を開発しているようだ。NGPの部品採用と似た流れを感じるが、それは陳腐化が早いということも意味する。コア数では既にNGPに負けているわけで、全性能でNGPに負けるとは思わないが、何らかの付加価値をつけていかなくてはならない。

 Wiiは「SDでもまだまだ行けるんです」「ゲームの楽しさは性能じゃないんです」という強烈なメッセージがあった。それは任天堂の見せた夢でもあった。しかし、消費者がその夢からさめ、やはり性能は大事だと考えている中で、次なる任天堂なりのメッセージ性が打ち出せているようには感じられない。こんな時代だからこそ、経営にはビジョンやメッセージ性が求められる。任天堂の現在の苦境は、信者を騙せなくなった新興宗教の教祖に似ている。今のままでは、コアな信者を囲い込んでのカルト化しか出来ない訳で、もう一度広く夢を見せる強烈なメッセージ性が不可欠だと感じる。E3でそれは見られるのだろうか?

 少なくとも今感じられるのは、ポケモンやマリオを投入すれば3DSはなんとかなる、という計算だけなのである。しかしゲーム機だけに、夢を見せる商売をしないと、成長は見込めないのではないかと感じる次第だ。