Intel7シリーズが発売された中、今、最も期待されている新製品と言えばIvyBridgeでしょう。
Ivyは自作PCに留まらず、Macやその他メーカーPCにも採用されるでしょうから、
性能向上に目がないユーザーを相手にした格好の勝機といえます。
ツイッターを見ると「3770KとZ77マザーを買い」という記述で溢れていて
人気の高さと期待の盛り上がりを見せてくれています。
しかしながら、現在はデフレの時代です。
これがどういうことかというと、買いな商品は発売日に買うのが長く使えてお得。
という法則が乱れてしまっているのですよね。
例えば・・・・3DS、2万5千円から1万円も値下げしました。
例えば・・・・PSvita、値下げはまだなものの、3G版がWi-fi版並の価格です。
PS vita
例えば・・・・Sonyタブレット、不人気を否定できるものはいません。
あとは秋葉原独自のご祝儀相場というものがあり、ハイエンドアイテムはとにかく奪い合いになるためか、ちょい強気な価格の店もチラホラでますね。
加えて、タイの洪水後のハードディスク相場の高騰、或いはメモリーの価格変動幅の大きさ、終了製品の割高感など、最近のPC市場は古い製品が価格低下するだけではなくなりました。特にハードディスクの影響は根強く、かつてのメモリー相場の乱高下を完全に超える甚大な影響を残しています。結果としてあの時確保に走らなかった人、良識ある消費者が高騰に苦しんでいる結果なので、PCユーザーの意識を変えた出来事だったといえると思います。
これとは逆に、Intelが6シリーズでリコール騒ぎを引き起こしたことも忘れてはいけません。
結果としてこのことはメーカーPCのスムーズなSandy移行を遅らせました。折角の高性能CPUにケチが付き、同じCore iシリーズでもSandyの性能が圧倒的ということが周知されるのに時間がかかってしまった遠因です。
リコール自体は買い控える理由に当たらないかもしれません。むしろ品薄や回収ということからいえば、関係ない消費者にとっては不運な出来事といえるでしょう。買い控えではありませんが、結果として似たようなことが起こり、気のせいかZ68やH61といった世代のマザーはダブつき気味のようです。念のため補足すると、Z68やH61でもBIOSのUPDATEでIvyが搭載できる場合がほとんどです。買い控え派としては、底値でマザーを拾ってCPUが安くなるのを待つというアプローチもありでしょう。私もH61マザーを2980円で購入したので、将来的にIvyを載せるのを楽しみにしつつ、当面はG530で運用しようか思案中です
ASRock H61 Micro-ATX SATA3 USB3 HDMI DVI H61M/U3S3
上記のような情勢について値下がるのを待つというアプローチもアリでしょう。但し、消費者は大概、発売を今か今かと待ち構えている訳ですから、更に待つ、という行為が大変苦痛になり勝ちです。特にSandyからの買換えは移行がスムーズな反面、必然性という動機については弱いので待てる立場かもしれませんが、LGA775のCORE2DUOやPentium4以前の環境からの移行は待ったなしかもしれませんね。
ただ、CPU自体の値下げは急激ではないものの、対応マザーは結構価格変動が大きいものだと意識する方がよさそうです。特にマザーの出来不出来は、少し後になって判明することが多く、鉄板マザーとしてトレンドになるのがどの製品か、予断を許しません。OCについて言えば、当たりロット、外れロットの情報が錯綜するのも販売当初の特徴であり、やはり少なからず影響はされてしまいますよね。
その瞬間、人が殺到しても少し冷静に観察するのが最近の成功事例と言えます。販売が継続されるという前提に経てば、価格は値下がります。しかし劇的な値下げは恐らく起こりえないでしょうから、3770Kを買う場合は、様子見するにしてもひと月では長すぎるくらいかなと思えますね。
逆に様子見で正解だったといえるのは、3770K程の性能はいらず、前述のCeleronG530程度で十分だった場合でしょうか。3千円台のCPUで、E8400以上ともQ6600並とも、体感はi7 2600Kとも変わらないとも言われています。こういう情報が出るのは、発売して三月は経過した後のことが多いようですね。以上のことを踏まえると、或いは7月とも噂されるIvyの下位モデル発売まで様子見が正解なのかもしれません。新製品の購入は、実に悩ましいものとも言えます。
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