64bitOSへのPT2の導入は苦労した覚えがあるのだが、詳しい友人の助けを借りてさほどトラブルにならずに完了した。流れとしては、
①カードリーダーの装着&ドライバをインストール
②PT2の装着
③PT2の公式ドライバ&SDKをインストール
④PT1/2 Windows64bit署名問題対策ドライバをインストール
※Vistaの問題か、ReadMe通りにしてもデバイスマネージャー上でエラーが出る。
具体的には
!マークのついていない方を【削除】
!マークのついている方を【無効】にし【有効】にする
恐らく公式ドライバの方と、署名問題対策ドライバの方で
PT2のハードを奪い合っているのを対処する感じなのだろう。
⑤EpgTimerの導入(必要ならランタイム等の導入、ReadMeの記載の通りに)
⑥EpgTimerの導入と平行してBonDriverの導入
⑦B25Decoder.dllの導入
といった流れだった。
私は友人の薦めで、64bit版OSだが、x86版を使用している。
ランタイム等もx64版とx86版の両方入れておいたが、
x86版アプリは当然、x86版が入っていないと動かない。
上記の流れですんなり動いてしまった。
ドライバのインストールで手こずったくらいで後は驚くほどシンプルに。
幾多の人柱の皆様に感謝したい。
で、ここからが本題になるのだが、鼻毛鯖とPT2の相性は極めて高い。
①動作時に静か
動作しているのに気づかない程に静かだ。メインマシンの騒音が原因でもあるが。
②スタンバイからの移行・復帰がスムーズ
③安定動作
となる。
加えて、
④NASに録画するとメインマシンからファイルを閲覧できる
⑤メインマシン内のHDDにコピー&エンコード。
1000BASE-T環境ならアニメ1話で3-4分。
⑥録画先は優先度で決定できるので内蔵とNASの使い分けが簡単に
⑦集中放送で大量放送の場合は、内蔵HDDへ録画→取り外しメインマシンに
⑧スタンバイメインだと、消費電力面だけでなく、埃や温度面でも有利
鼻毛鯖は標準構成だと160GBのハードディスクしかない。当然、PT2録画用としては足りないのでHDDを増設する必要がある。私は内蔵も(余ったHDDを)増設したが、NASにしてしまえば内部増設の必要性はない。
基本はスタンバイでよいのでエンコードと録画のタイミングの不一致を気にしなくて良いし、余計な物が動いていないので安定する。1日1~2話のアニメ放送くらいなら余裕でNAS録画でも対応できるし、見るだけならコピーの必要もない。
内蔵HDDに録画しないのは、NASなら視聴確認が容易な為だ。内蔵HDDは電力消費的に取り外し可能な内蔵ケースにしてあるが、エンコードする方はお立ち台にしてある。この辺りは好みや使い勝手もあるだろう。
Eggtimerは録画完了時に.ERRファイルを吐く。つまり、NAS内の情報だけで録画中のファイルかどうかの区別はつくので安心できる。
安定動作を続けてくれるなら5年くらいは現役で保ちそうなシステムと感じている。CPUパワー的には余裕があるしNASかデータ専用HDDへの録画だとシステムへの負担も少ない。消費電力的にも、オンボードGPUなのでIvybridgeに買い換えるメリットは少ないだろう。
内蔵DVD-ROMの電源を抜くくらいしか思いつかないし、スタンバイメインなら誤差の範囲内だろう。
後はエンコードマシンであるメインマシンは、IvyBridgeにして内蔵GPUのみとし、エンコード時の消費電力低減を目指そうと考えている。GPUを取り外すことによるエンコード速度差は未知数だが、IvyBridgeなら恐らく高速なはずだ。また、マシン環境を更新するに当たっても、エンコード環境だけでいいのは非常に気楽だ。
メール環境はクラウド化してるし、ちょっとしたドキュメントファイルはDropboxがある。映像データはBD-RやHDDに保存すればいいので、環境の再構築はマシンの安定動作とエンコードソフトのインストールだけで十分なはずだ。ソフトウェアのインストールは後でちょこちょこ行えば済む。なので、次回のメインマシン更新は今までで一番敷居が低いものになる予感がしている。
安定して録画し続ける専用機というんは、やはり非常に便利なのではないだろうか。