昨日のauの発表会で、WIMAX2+の7GB制限が判明して残念な流れになっています。驚いたのは、WIMAX2+がどうやらLTE互換規格で、従来のWIMAXが使えないのでは無いかという点ですね。HWD-14はWIMAXが使えるWIMAX2+ルーターなので消費者はWIMAX延長規格としか考えていなかった。しかし、ここにきてWIMAX2+はTD-LTEなんだという声が強くなった印象です。総務省の監督以降、提供側が公然とそれを言い始めていて、ルーターでは無く携帯・スマートフォンのトラフィック回避の一環として使われ始めているのでしょう。
少し整理すると
A)WIMAXの後継規格がWIMAX2+、WIMAXとWIMAX2+両対応をさせることは可能だが、あくまでも別規格と表記 例:HWD-14
B)WIMAX2+はTD-LTE互換、TD-LTE端末をWIMAX2+として既存アンテナ網で使用することが可能 例:au夏モデル
ということのようです。技術規格を表現する上で、A)もB)も間違いでは無いと。少なくとも日本国内においてWIMAXといえばA)の概念なので、A)の後継規格という文脈で語られることが多かった。B)の定義が間違いが無いと言っても、WIMAXを使えない端末である点に注意喚起をしないのは問題に思えます。これは7GB制限とは別の話ですが、WIMAXとWIMAX2+は別物という説明が過去に無くは無かったので限りなく黒に近いグレーでしょうか。総務省に指導して欲しい点です。
au夏モデルについては、「WIMAX2+はTD-LTEだからWIMAXとは関係ないし、LTEと同じ設定でON/OFFするしかないし、ユーザーからはLTEなのかTD-LTEなのか区別つかないよ」、と言う話なんですよね。WIMAXは使い放題というところからスタートする勘違いを絶対に引きずることがわかっていてこの仕打ち。そもそもより高速なのに、制限が従来通り7GBなんて、すぐ青天井になるだけじゃん、というなんかもう突っ込みどころ満載な感じになってきました。調べてみると、TD-LTEを巡ったSoftBankとUQの混乱もあったりして、グダグダな感じなんですねー、これ。
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