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2012年9月24日月曜日

iPhone5 既知の不具合や懸念点

iPhone5の不具合や気がかりな仕様を確認します。

■初期ハード固有の問題(製造工程や管理の甘さ?)

1)外装に傷が多いが、初期不良としての交換が難しい

2)液晶に不具合がある場合がある

■ソフトウェアの成熟待ち

3)地図の出来が酷い

■アップルの仕様

4)SIMフリー化してもドコモSIMでLTEはダメそう(3GはOK)

追記:純正以外の充電カーブルは使えない?

■キャリアの仕様

5)LTEプランは3Gより軒並み値上げ(テザリングオプションは2年無料)


他に、ライトニング充電ケーブルの在庫が少ないとか、安くないとか、バンパー(Apple正規のケース)がないとか、そういった類のことは割愛しています。

大多数の人は3)のマップ以外は該当しないでしょうし、これは時間(あるいはグーグル他)が解決するでしょう。不運な人が1)や2)を引き当ててるようです。6)に限ってはわかってて契約すれば問題なしですが、LTEのエリア外の人は不幸ですね。

4)に関してはやや特殊ですが、一番知られていない問題かもしれません。最初期だと、海外輸入のSIMフリーモデルを高値で買い求める人がいるわけで、そういう人が把握したほうがいい問題に思えます。

2012年9月21日金曜日

左側通行と右側通行

 日本の車は周知のように左側通行で、車は右ハンドルです。世界的には少数派で、たとえばアメリカは左ハンドルで右側通行が原則です。ただ世界で日本だけかと言えばそうではなく、イギリス及びその旧植民地であるインドなどは左側通行です。

 で「面接で何故日本だけが左ハンドルか考えさせる」という記事を読んでムラムラしました。そもそもは、「日本だけが左ハンドルじゃねえじゃん、イギリス忘れるなよ」ということなのですが。

 日本だと侍の刀がぶつかるから、という説があります。私もこれに大賛成です。で、一歩進めると、アメリカは馬に乗ったカウボーイが銃を右の腰に差す。ライフルだとしても、騎馬の状態では利き手と反対に敵がくる方が狙いやすい、という事が考えられます。飛び道具は利き手と反対側に敵がくる方が有利ということです。

アメリカは銃社会であるが故に、左側通行となったということですね。なお、騎馬でもサーベルの場合は逆転し、左側通行になると考えられます。近接兵器は、利き手側に敵がくる方が有利ということです。

 いずれにせよ、常日頃、相手とどのようにすれ違うのが有利か考えられた上での所作だと思うのです。歩行者や馬の通行原則が、車の時代に受け継がれたせいであり、剣の時代の文化と、銃の時代の文化では違うと言うことではないかと。

ちなみにイギリスは島国だから治安が守られやすいという事情があってか、警官が銃を携帯しないことが多い国です。必ずしも携帯しないわけではありませんが、ビクトリア朝は市内の治安の良い地域の警官は警棒やサーベルだけの所持が多く、騎馬警官や指揮官の警部が拳銃を所持していたようです。サーベル(刀)の徒歩の警官や、サーベルを使用する騎馬では左側通行が有利と考えられます。利き手側に相手が来ることを望むわけですね。市内で武器を携帯する最大の組織であるのは警官だというのは自明のことなので、これが左側通行に大きく寄与した可能性は高いと思います。ちなみにイギリスの植民地だったカナダも、そもそもは左側通行で、アメリカの影響により右側通行に改めたようです。同じくイギリスの植民地つながりでは、インドや香港も左側通行で現在に至っています。

 世界への影響力という点では、フランス、イタリア、ドイツが右側通行になった点が非常に興味深いと考えています。よく知らないんですが、この辺りの国は昔から水上交通が盛んで、船の通行原則が陸に当てはめられたのではないかと思います。船は、世界的に右側通行が原則です。これは船の構造に由来する問題なので万国共通なのでしょう。

ドイツは北海貿易、イタリアはベネチアを筆頭とする諸都市が地中海貿易の覇者でしたし、フランスもマルセイユを中心に地中海支配をもくろんで歴史で知られています。港湾都市への物資の荷運びが物流の基本と考えると、港の交通ルールが全国へ拡大しても不思議ではないように思われます。

純然たる内陸国、たとえばオーストリアはドイツ併合前は左側通行だったようです。これはイギリスや日本と同じような理由で、左側通行だったような気がします。

 古代ローマは判明している限り左側通行でした。ローマも軍船はあったはずですが、街道を作成したことで知られるように内陸国にカウントするべきなのかもしれません。右利きが多いから、というのが理由とされています。

内陸国という観点でいえば、古代中国が右側通行か左側通行かは気になります。が、残念ながらパッと検索した限りではわからず。まぁ、以上は裏付けの乏しい空論ですし、イギリスも海上貿易が盛んだったのに左側通行なあたり、欧州が海上貿易で右側通行が原則になった理由づけとしては少し弱い気もします。その辺りは、私としては海上貿易が盛んになった年代のズレや、地中海という内海か、大西洋という大洋を舞台にしての交易かの差に由来すると考えていますけれど。

2012年9月19日水曜日

今日のソフトバンクはすごかった

私は現ソフトバンクユーザーで、auにMNPしようかと考えています。ソフトバンクには些か否定的になっていますが、それを割り引いても本日のソフトバンクの発表はすごいなと感じました。

 iPhone5におけるインパクトはauが上回っていたわけですが、それをなぞり切った上に、独自の付加価値をつけてきましたね。中でもLINE対策?としての24時間通話無料や、LTE契約者は使用したスマートフォンを2年1980円で契約可能など、なかなか見所たっぷりです。もし私がアンドロイドでなく、iPhoneユーザーなら2年で1980円のパケット定額の魅力に転んでいた可能性は高いです。商売がうまいというか、さすがに商魂が素晴らしいですね。

 その反面、ソフトバンクらしいな、と感じるのは「サービス開始は同じく2013年1月15日を予定するが、申込期間は9月21日から12月31日。」というあたり。ソフトバンクは2年割をきっちり使い終わらせないせ作を取ることが多く、契約更新月とサービス終了月が異なるようにする傾向があります。ひと月ふた月の違いですが、差額は消費者負担になるわけで、そういうところがケチケチしているというか、せこいですよね。

テザリングは、どちらかといえば実用性というよりも、「無料でついていると嬉しいよね」というユーザーが大半だと思います。実際の速度よりは、可能不可能のレベルで論じられる話だと思うので、可能になったインパクトはすさまじいでしょう。

ソフトバンクの通信品質がどうなのか?、については、9/18の段階でこんな記事が出ていました。

(以下引用) とはいえ、3Gで全国しっかりつながるようなエリアを作っていくことを最優先で考えています。LTEの人口カバー率も99%まではやっていきますが、その端っこまでほんとうにLTEが必要なのかは慎重に考えていきます。さすがに3GがつながらないのにLTEの方がエリアが広いとは言えません。ちょっと胸を張って、みなさんに『やっとできました』とお話しできるのはあと2年後くらいだと思います。その頃には、一通りやりたかったことが完成します」(宮川氏)  今、ソフトバンクモバイルのネットワークは「ものすごい綱渡り」(宮川氏)で持っているという。(以上引用)

個人的には良し悪しはあるはずで、特定のキャリアが悪いとは思いません。むしろ、MNP偏重の現在においては、MNPし続けるのがやはり一番の正解かなといったところ。ソフトバンクが対抗したことで、au一極集中は避けられ、通信状況の悪化や、MNP一括での価格低下が見込めそうです。私は、4Sと同じく半年くらい様子を見れば、競争激化でMNP一括0円になってくれることを期待。それまでは、潰しあえ~、という感じでしょうか。

新製品を即座に入手するより、半年待って5万節約できるなら待つ方を選びます。それに大切な事は、LTEで月額維持費はどのキャリアでも増加傾向にあるという事。LTE網の普及はまだこれからで、半年は様子見してもよさそうです。つまり、あわてて飛びつく必要はなさそうですし、2年後もMNP一括で安くなったタイミングで購入できるのではと期待しています。